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Saucy Dog初の日本武道館単独ライブの模様を映画館で上映、石原慎也は「価値観が変わった」

ナタリー

「Saucy Dog "Send for you" THE MOVIE」舞台挨拶の様子。(撮影:白石達也)

Saucy Dogの映像作品「Saucy Dog "Send for you" THE MOVIE」の舞台挨拶が本日7月23日に東京・ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で行われ、サウシーのメンバーが登壇した。

「Saucy Dog "Send for you" THE MOVIE」は8月25日リリースのライブBlu-ray / DVD「『send for you』2021.2.5日本武道館」に収録される映像を特別編集した作品。ライブBlu-ray / DVDには2月5日に行われたSaucy Dog初の日本武道館単独公演の模様やドキュンタリー映像が収められている。この記事では本日ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で2回行われた舞台挨拶のうち、1回目の舞台挨拶の模様をレポートする。

観客とともに「Saucy Dog "Send for you" THE MOVIE」を観ていたという3人。石原慎也(Vo, G)は「自分たちのライブをその場で観ることはできないですけど、その感覚がわかった気がする。映画館だから音響もライブハウスに近くて」と感慨深げな表情を浮かべる。さらに日本武道館公演の実施が決まった際の心境について「武道館でライブをやるためには、抽選が必要なんですよ。なのに『武道館2日間取れたよ』と言われて。そのときは『大丈夫かな…!?』と不安な気持ちもありました」と回顧。秋澤和貴(B)は「僕が好きなThe Beatlesも武道館でライブをしていて。洋邦問わずいろんなアーティストが一度は通る場所というイメージだったので、感慨深いけど、聞いたときはまだ実感がなかったですね」と振り返った。

司会者に日本武道館のステージに上がった瞬間やオープニングナンバー「真昼の月」の演奏中の心境を問われると、せとゆいか(Dr, Cho)が「ステージに上がった瞬間にフッと笑ってしまった気がします。安心したというか。お客さんが待ってくれていた感じがして」と語り、石原は「DVDを観たらわかるかもしれないんですけど、最初のお辞儀をしたあとから足が震えていて。『真昼の月』の演奏中とか足が震えてます」と明かした。

日本武道館公演で、「send for you」というタイトルに沿ってさまざまな形で観客や関係者、家族に感謝を伝えた3人。石原は人だけではなく、これまでのライブ活動の中で使用した物にも感謝を伝えたいと語る。「オデッセイとか小さい赤い炊飯器とか。オデッセイは『サラダデイズ』(2018年5月リリースのミニアルバム)のジャケットに使うのにペンキを塗りまくって廃車にしてしまったけど、そういうものにも感謝を伝えたい。炊飯器はツアー中に使ってました。ライブハウスでお米を炊いて、ライブ後におにぎりにして食べてましたね」と懐かしんだ。

そしてせとが「ずっと後ろで映像を観ていたんですけど、映画館でライブ映像を観るのって、配信ライブと生のライブの間みたいだなと思いました。自分たちのライブを改めて観るのは、そわそわ恥ずかしい気持ちもありつつ、ワクワクしたし、慎ちゃん(石原)がステージ上やとちょっと大人っぽいなということに気付いたりしました」と笑顔を見せ、秋澤は「自分たちのライブが初めて映画館で上映されているのを観て、小さい画面では味わえない臨場感があるなと。それを観に来てくれたお客さんと共有できてよかったです」と語る。最後に石原が「改めて自分のライブを観て、価値観が変わった気がします。大画面、大音量で観ると、自分が武道館の椅子に座ってその場でライブを観ているような気になって。まるでみんなと一緒にSaucy Dogのライブを観れたような気がしてうれしかったです」と観客に伝えて舞台挨拶を締めくくった。

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