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香取慎吾の主演映画『凪待ち』に西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー

CINRA.NET

19/4/3(水) 12:00

©2018「凪待ち」FILM PARTNERS

6月公開の映画『凪待ち』の追加キャストが発表された。

香取慎吾が主演を務め、『孤狼の血』『サニー/32』などの白石和彌が監督する同作のテーマは「喪失と再生」。人生につまづいて落ちぶれた男・郁男が、パートナーの女性とその娘・美波と共に彼女の故郷である宮城・石巻で再出発を図る中、小さなほころびが積み重なり、やがて取り返しのつかない出来事が起こるというあらすじだ。郁男役を香取慎吾、美波役を恒松祐里が演じる。脚本は加藤正人が担当。

今回出演が発表されたのは、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキーの4人。郁男の恋人・亜弓役に西田尚美がキャスティングされているほか、亜弓の父・勝美役を吉澤健、亜弓の元亭主・村上役を音尾琢真、郁夫を気に掛ける製氷工場の社員・小野寺役をリリー・フランキーが演じる。

西田は「白石監督の『凶悪』がとても好きだったので今回ご一緒出来たことが本当に嬉しかったです。香取さんとご一緒出来たことも。香取さんは、なんというか…そこにいるだけで何か凄いんですよね。エネルギーとかパワーみたいなものをたくさん頂いた気がします」、吉澤は「私は役者である事を三度辞めて、三度復活した者ですが、この様な役に出会えるとは思ってもみませんでした。続ける事が大事なんだとよく云いますが、あれって本当なんですね。お蔭様で時分の花、咲かす事が出来ました」とコメント。

音尾は「尊敬する白石和彌監督と、僕のスーパースター香取慎吾さんの新たなタッグが実現したことに感謝しています。香取さんは石巻で撮る白石監督の世界に完全に溶け合っていた。凪の海が荒れていくように、心がざわざわと興奮しています」、リリー・フランキーは「白石さんの撮影、相変わらず好きでした。慎吾ちゃんと共演できてよかった。すごく彼が色っぽかった。やりやすかったです。小野寺という役は面白い役でした」と語っている。

西田尚美のコメント

私は白石監督の「凶悪」がとても好きだったので今回ご一緒出来たことが本当に嬉しかったです。香取さんとご一緒出来たことも。香取さんは、なんというか…そこにいるだけで何か凄いんですよね。エネルギーとかパワーみたいなものをたくさん頂いた気がします。「凪待ち」に出てくる人たちは、なんとも人間くさい。どうしようもないのだけど、ほっとけない。なんだか憎めない。本当にどうしようもないのに、何故だか愛おしく、手を差し伸べたくなりました。私もどうしようもないダメ人間です。

吉澤健のコメント

稀有。この私の役の事です。表現する者として、その人生の質量が問われる様な役でした。私は役者である事を三度辞めて、三度復活した者ですが、この様な役に出会えるとは思ってもみませんでした。続ける事が大事なんだとよく云いますが、あれって本当なんですね。お蔭様で時分の花、咲かす事が出来ました。70才を過ぎて滲みでるもの、出たと自負しております。監督、脚本はじめ、スタッフの皆様、本当に有難う御座いました。

音尾琢真のコメント

尊敬する白石和彌監督と、僕のスーパースター香取慎吾さんの新たなタッグが実現したことに感謝しています。香取さんは石巻で撮る白石監督の世界に完全に溶け合っていた。凪の海が荒れていくように、心がざわざわと興奮しています。派手ではありませんが、1カットごとに丁寧に精魂込めて、スタッフ・キャストが作り上げた映画を楽しんでいただければ幸いです。誰かの生きる希望になれますように。

リリー・フランキーのコメント

僕はゆっくりしていたスケジュールで石巻を満喫させていただき町の人にも良くしていただいて、白石さんの撮影、相変わらず好きでした。慎吾ちゃんと共演できてよかった。すごく彼が色っぽかった。やりやすかったです。小野寺という役は面白い役でした。難しかった点はいい人に見えなきゃいけない。いい人に見えすぎてもいけないというところでした。慎吾ちゃんの体から出てきてる熱量、雰囲気がすごい!監督と飲みながら話してすごくいい映画になりそうだ、というお話をしていました。今の慎吾ちゃんじゃなきゃできない、白石さんの中で傑作ができた。台本読んだ時の静かなオフビートなもの、人間の中の思いというようなものうごめいている。純文学的なものもぜひ皆さんご覧ください。

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