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遅沢佑介が語った若手ダンサーの魅力とは?Kバレエ「カルメン」公開リハ

ナタリー

19/2/24(日) 10:11

Kバレエ「カルメン」公開リハーサルより。

3月に上演されるKバレエ「カルメン」の公開リハーサルが、2月22日に東京都内で行われた。

Kバレエの創立20周年記念シリーズの1作品として上演される「カルメン」は、同カンパニーが設立15年を迎えた2014年に世界初演された作品。プロスペル・メリメの小説「カルメン」をもとにしたジョルジュ・ビゼーのオペラを、熊川哲也がグランドバレエとして立ち上げ話題となった。今回の上演版では、魔性の女カルメンに魅せられ堕ちてゆくドン・ホセを、熊川、宮尾俊太郎、堀内將平、杉野慧が演じ、カルメンを荒井祐子、中村祥子、矢内千夏、毛利実沙子が演じる。

公開リハーサルで披露されたのは、ドン・ホセ役の杉野とカルメン役の毛利によるパ・ド・ドゥと、第1幕第2場の酒場のシーン。自身もエスカミーリョ役で出演する遅沢佑介の指導のもと、杉野と毛利は熱い視線を交わしながら、カルメンとドン・ホセの情熱的な愛を表現する。リハーサル後、取材に応じた遅沢は「2人共、昔から演技が上手。杉野は“バレエダンサー・杉野慧”を舞台上でしっかりと表現できる貴重な存在ですし、毛利には独特な色気があります」と若手2人の魅力を語る。

遅沢の言葉を受け、杉野は「偉大な先輩方から学んだことを取り入れつつ、“杉野慧”を全面に押し出しながらホセを演じたいです」とコメント。一方の毛利は「『カルメン』の物語をしっかり理解して取り組んでいきたいです」と意欲を見せた。

酒場の場面のリハーサルには、カルメン役の荒井、スニガ役のスチュアート・キャシディらが登場。前田真由子が指導にあたったこのシーンでは、フラメンコの要素を取り入れたダンスや、男性3人がカルメンを高く掲げるリフト、ジプシーや衛兵による華やかな群舞などが披露された。

本作の見どころを問われた前田は「クラシックバレエで身に付けた動きを“崩す”ことに苦戦しているダンサーもいますが、パッションを感じられる作品になったと思います」と手応えを交えつつ答え、荒井は「カルメンは自由奔放で欲望を体現したような女性。普段の自分とはまったく違うので、彼女の人生を演じられるのは貴重な体験です」と自身の役どころについて語った。

「カルメン」は3月6日から10日まで東京・Bunkamura オーチャードホール、19日に宮城・東京エレクトロンホール宮城、21日に福島・けんしん郡山文化センターで上演される。

Tetsuya Kumakawa K-BALLET COMPANY Spring Tour 2019「カルメン」

2019年3月6日(水)~10日(日)
東京都 Bunkamura オーチャードホール

2019年3月19日(火)
宮城県 東京エレクトロンホール宮城

2019年3月21日(木・祝)
福島県 けんしん郡山文化センター

演出・振付:熊川哲也
音楽:ジョルジュ・ビゼー
原台本:アンリ・メイヤック、リュドヴィク・アレヴィ(プロスペル・メリメの小説による)

キャスト

ドン・ホセ:熊川哲也、宮尾俊太郎、堀内將平、杉野慧
カルメン:荒井祐子、中村祥子、矢内千夏、毛利実沙子
エスカミーリョ:遅沢佑介、高橋裕哉、山本雅也、栗山廉
ミカエラ:成田紗弥、浅野真由香、河合有里子、吉田このみ
モラレス:伊坂文月、石橋奨也
スニガ:スチュアート・キャシディ

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