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佐藤寛太の偏愛主義でいこう!

『ベイビーわるきゅーれ』を観ました!

第2第4月曜連載

第15回

今回は、寛太さんが傑作だなと思ったという『ベイビーわるきゅーれ』についてお聞きしました! 夏に劇場公開されてから話題を呼び、いまだ上映が続いているロングランヒット作です。寛太さんが惹かれたのはどんなところだったのか? 未見の方は寛太さんの感想を読んでぜひチェックしてみてください!

今回は最近観た映画の中で、「これは傑作だな!」と思った作品『ベイビーわるきゅーれ』を紹介します。

主人公は殺し屋の女子高生、ちさととまひろ。組織からの依頼を受けて人を殺すビジネスが完全に成り立っていて、ふたりはパンケーキを食べる勢いで躊躇なく殺しをするんです。それをダークなタッチではなく、スーパーウルトラライトポップに描いていくところがとにかく面白い! ストーリー展開やセリフの掛け合いも、最初から最後まで秀逸でした。坂元裕二さんの脚本を思わせるような、日常的なセリフの中に笑えるポイントが隠されているやりとりもたくさんあります。

『ベイビーわるきゅーれ』

ちさともまひろも我が強くて、観ていてすごく気持ちがいいキャラクター。そんな彼女たちが組織からの命令でルームシェアを始めて、普通の社会人としても生活することになるんです。表では公共料金や税金の支払い、慣れないバイトに悪戦苦闘しながら、裏では相変わらず忙しい殺し屋。ふたりにとって殺しは簡単なことで、“普通の生活”の方が難しいことなんですよ。「私たち、こんなことしたくないから殺し屋になったのに!」みたいなセリフも笑えました(笑)。

『ベイビーわるきゅーれ』

金髪でショートカット、人とのコミュニケーションが苦手なまひろを演じたのは、現役スタントウーマンの伊澤彩織さん。長年アクションをやっている方だということが、ひと目で分かりました。ガンアクションだけではなく、対人の格闘でも体の動きに全然隙がないんです。黒髪ロングヘアでバイトもそつなくこなすちさとを演じた髙石あかりさんもガンアクションがさまになっていて、ふたりのバランスが完璧でした。

『ベイビーわるきゅーれ』

『ベイビーわるきゅーれ』を観たのは、僕がインスタでフォローしている漫画家の凸ノ高秀さんが、「最近すごく面白い映画を観た!」って、この作品について4コマ漫画で投稿していたのがきっかけ。それを観てすぐに映画館に行って大正解でした。青春映画でもあり、本格的なアクションが楽しめる映画でもあり、今年の映画賞にも絡んでくるんじゃないかなと思える素晴らしい作品なので、ぜひ観てみてください。

取材・文:細谷美香 撮影:本多晃子
(C)2021「ベイビーわるきゅーれ」製作委員会

プロフィール

佐藤寛太(劇団EXILE)

1996年、福岡県生まれ。2015年に劇団EXILEのメンバーとなり俳優活動を開始。主な出演作に『恋と嘘』『わたしに××しなさい!』『DTC-湯けむり純情篇-from HiGH&LOW』『家族のはなし』『走れ! T校バスケット部』『jam』『今日も嫌がらせ弁当』『いのちスケッチ』(以上映画)、『探偵が早すぎる』『駐在刑事』『僕の初恋をキミに捧ぐ』『おやすみ王子』『ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ』『ハゲしわしわときどき恋』『美食探偵 明智五郎』(以上TV)、「音楽劇『銀河鉄道の夜2020』」(舞台)など。2021年は、『ヒミツのアイちゃん』(FODで配信中)、『劇団EXILEがゴルフを始めて100日間で100切り目指すTV』(テレビ東京系)、『シェフは名探偵』(テレビ東京系)、TBS日曜劇場『TOKYO MER 走る緊急救命室』『JAM -the drama-』などに出演。現在は劇団EXILE『JAM-ザ・リサイタル-』が公演中。12月10日(金)公開の『軍艦少年』では主演を務める。2022年は、1月14日(金)からレギュラー出演する『駐在刑事 Season3』の放送がスタート。3月4日(金)から舞台『怖い絵』の出演が決まっている。

佐藤寛太パーソナルブック 『NEXT BREAK』
発売中 3080円(税込) ワニブックス

本連載の前身、佐藤大樹さん&佐藤寛太さんの連載はコチラ!

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