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エビ中からのプレゼント受け取って!クリスマス大学芸会3DAYSで2018年の総決算

ナタリー

18/12/27(木) 19:46

私立恵比寿中学「クリスマス大学芸会2018~スペシャルロイヤルケーキ~」の様子。

私立恵比寿中学が12月23、24、25日にクリスマスライブ3DAYS「クリスマス大学芸会2018」を行った。この記事では12月25日の最終公演「スペシャルロイヤルケーキ」の模様を中心にレポートする。

“架空のケーキ屋さん”というテーマのもと、3日間に渡って行われた今年の「大学芸会」。初日は「スイートハニーサンデー」、2日目は「ビターフローズンロール」、最終日は「スペシャルロイヤルケーキ」とメンバーおすすめのメニューがサブタイトルに冠され、それぞれメニューに沿ったイメージのセットリストや演出が組まれていた。オープニング映像はパティシエに扮したエビ中メンバーが公演タイトルのクリスマスケーキを作るというもので、6人が試行錯誤の末にケーキを完成させると場内にチャイムの音が鳴り響く。お馴染みの登場SE「ebiture」がエビ中ファミリー(私立恵比寿中学ファンの呼称)の気分を高揚させる中、パティシエ風衣装のエビ中はケーキを模したトロッコに乗ってアリーナ後方から登場。ファミリーの歓声を浴びながらメインステージまで移動した真山りか、安本彩花、柏木ひなた、小林歌穂、中山莉子の5人はクリスマスソング「Thanks! Merry Christmas K」でライブの幕を開け、初期のナンバー「えびぞりダイアモンド!!」、パンキッシュな「ゼッテーアナーキー」で冒頭から場内を一気にヒートアップさせた。

星名美怜は前日のリハーサル中にケガをしたため、2日目に引き続き最終公演も欠席となったが、自己紹介のコーナーでは初日の挨拶の様子がスクリーンに映し出され、場内はファミリーが灯したペンライトで星名のイメージカラーであるピンク1色に。急なトラブルながら、5人は星名のパートを適時振り分けることでこの日のステージを乗り切った。自己紹介ののち「YELL」でライブを再開させたエビ中は、続けて「ラブリースマイリーベイビー」「春休みモラトリアム中学生」「君のままで」を連発。MCの流れから「仮契約のシンデレラ」につなげるとフロアは一気に沸き上がる。「全力☆ランナー」「響」を経ての「まっすぐ」では、今年1月に“転校”(卒業)した廣田あいかからサビのラストパートを受け継いだ柏木が、伸びやかなハイトーンを幕張イベントホールいっぱいに響かせた。

幕間映像を挟んでのライブ中盤は「大学芸会」の目玉の1つであるユニットコーナーへ。今回は真山と星名、安本と柏木、小林と中山がペアを組み、用意された3曲をペア3組がそれぞれ日替わりで歌うという新たな試みが用意された。最終日の1組目は、カラフルなクリスマスカラーの衣装に身を包んだ真山と、星名の代理を務めた安本。2人は前山田健一が手がけた歌謡曲テイストのダンサブルなナンバー「中目黒の冬風・・・NAMIDA」を熱唱し、決め台詞を放って歓声を浴びる。最年少コンビの小林と中山は黒のハットとパンツスーツ姿でクールに決め、西寺郷太(NONA REEVES)が提供したニュージャックスウィング調の「b.l.a.c.k_h.O.l.e」でステッキを使った華麗なパフォーマンスを披露。デニム地のワンピースを着た安本と柏木は、内田万里によるミドルバラード「リフレインが、ずっと」を情感豊かに歌い上げた。

ユニットコーナーのあとの幕間映像では春ツアーと初夏の「エビ中フェス(仮)」の開催を知らせるサプライズ発表が行われ、大盛り上がりの観客を前にライブは後半戦へ。「イート・ザ・大目玉」ではステージ前に何本もの火柱が上がり、5人の歌声にも熱が入る。そしてメンバーがダンスバトルを繰り広げる「サドンデス」はいつもの勝ち残り戦ではなく、それぞれソロのダンスパフォーマンスで勝負することに。その結果は3人の審査員に委ねられ、オープニングアクトを務めた桜エビ~ずのメンバー・芹澤もあを含む審査員は真山を勝者とした。コール&レスポンスでファミリーとの一体感を高めたエビ中は再びトロッコに乗り込み、「涙は似合わない」「フレ!フレ!サイリウム」を歌いながらアリーナを1周。客席後方のファミリーにも笑顔を届けた。ステージに戻った5人はアカペラで始める「ポップコーントーン」から「大人はわかってくれない」「感情電車」へとつなげ、今年のエビ中の活動を振り返るスクリーン映像が楽曲のエモーショナルなムードを増幅させる。春ツアーからレパートリーに加わりすっかりライブ定番曲となった椎名林檎のカバー「自由へ道連れ」でさらに盛り上がりを加速させた5人は、ここで新曲「BUZZER BEATER」を披露。金銀のテープが盛大に放たれる中、フロアにシンガロングを巻き起こして本編を終えた。

メンバーが2階スタンド席から登場するサプライズで始まったアンコールは、タオルを回しながら歌う「MISSION SURVIVOR」でお祭り騒ぎに。スタンド席を突っ切りメインステージに集合したエビ中は、ここでロックチューン「HOT UP!!!」を畳みかける。小林が「エビ中からのプレゼント受け取って!」と叫ぶと会場の盛り上がりは最高潮に達し、最後は和やかムードの「永遠に中学生」でフィニッシュ。3日間のステージを終えた5人は、来る2019年のエビ中“開校”10周年への期待を煽りつつ、ファミリーに手を振り笑顔でステージをあとにした。

3月13日には通算5枚目となるオリジナルアルバム「MUSiC」、さらに秋には6thアルバム(タイトル未定)と、立て続けに新作をリリースすることを発表したエビ中。この日アナウンスされた春ツアーや「エビ中フェス(仮)」を含め、“開校”10周年にちなんだ計画が着々と進行しているとのことなので、ファミリーは2019年のエビ中の活躍を楽しみにしておこう。

私立恵比寿中学「クリスマス大学芸会2018~スペシャルロイヤルケーキ~」
2018年12月25日 幕張イベントホール セットリスト

01. Thanks! Merry Christmas K
02. えびぞりダイアモンド!!
03. ゼッテーアナーキー
04. YELL
05. ラブリースマイリーベイビー
06. 春休みモラトリアム中学生
07. 君のままで
08. 仮契約のシンデレラ
09. 全力☆ランナー
10. 響
11. まっすぐ
12. 中目黒の冬風・・・NAMIDA / 真山りか&安本彩花
13. b.l.a.c.k_h.O.l.e / 小林歌穂&中山莉子
14. リフレインが、ずっと / 安本彩花&柏木ひなた
15. EBINOMICS
16. でかどんでん
17. イート・ザ・大目玉
18. サドンデス
19. 涙は似合わない
20. フレ!フレ!サイリウム
21. ポップコーントーン
22. 大人はわかってくれない
23. 感情電車
24. 自由へ道連れ
25. BUZZER BEATER
<アンコール>
26. MISSION SURVIVOR
27. HOT UP!!!
28. 永遠に中学生

私立恵比寿中学 ライブハウスツアー2019(タイトル未定)

2019年4月7日(日)愛知県 Zepp Nagoya
2019年4月14日(日)宮城県 SENDAI GIGS
2019年4月20日(土)福岡県 DRUM LOGOS
2019年4月21日(日)熊本県 熊本B.9 V1
2019年4月27日(土)北海道 Zepp Sapporo
2019年5月2日(木)大阪府 Zepp Namba
2019年5月3日(金・祝)岡山県 CRAZYMAMA KINGDOM
2019年5月5日(日・祝)香川県 高松festhalle
2019年6月1日(土)新潟県 NIIGATA LOTS
2019年6月2日(日)長野県 NAGANO CLUB JUNK BOX

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