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川崎僚、島田欣征、山中瑶子

映画作家を育てる“ndjc2019” 短編映画を撮影する若手3名が決定

19/8/23(金) 15:06

2006年度から、13年間で67名の映画監督を育成し、『長いお別れ』中野量太監督、『おいしい家族』ふくだももこ監督など22名もの映像作家が商業デビューを果たした、特定非営利活動法人映像産業振興機構(略称:VIPO[ヴィーポ])が企画・運営する、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト 2019」にて、今年度の製作実地研修に参加する映像作家3名が決定した。

8月上旬、課題撮影などを中心に実施されたワークショップでは、例年の15名から20名に参加者を拡大。その20名から、この度、製作実地研修に進む3名が選出され、現在は講師の指導により脚本開発を行っているという。

製作実地研修では、各制作プロダクションが協力し、プロのスタッフのもと、35mmフィルム撮影による短編映画の製作が行われる。映画の完成は2020年1月を予定。2月から3月にかけて、東京などで合評上映会、および劇場公開を行う見込みとなっている。

■ ndjc2019 製作実地研修参加作家3名(作家名五十音順)/推薦団体

川崎僚(かわさき りょう) / シナリオ・センター

1986 年大分県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。シナリオライターとして映画・ドラマの企画開発に携わる傍ら、ニューシネマワークショップにて映画製作を学ぶ。その後『笑女クラブ』『彼女のひまわり』等の短編映画を製作し、数々の国内映画祭に参加。2018 年に初長編映画『wastedeggs』を監督し、「タリン・ブラックナイツ映画祭」にて正式招待、イタリアの「レッジョ・エミリア アジア映画祭」でも上映された。

島田欣征(しまだ よしゆき)/ デジタルハリウッド大学

1986 年東京都生まれ。大学時代に撮影、3DCGを専攻。イギリス留学中にファインアート、写真、VFX、グラフィックを学ぶ。CG 会社、デザイン会社を数社経て 2013 年に独立。監督として広告映像や MV を企画・演出、CG デザイナーとしても映画や CM の制作に携わる。初監督作品の短編映画『宵の棒鱈』(2016)が海外や国内の映画祭に選出・招待上映。

山中瑶子(やまなか ようこ)/ PFF

1997 年長野県生まれ。日本大学芸術学部中退。独学で制作した初監督作品『あみこ』が「PFFアワード 2017」に入選する。翌年の「ベルリン国際映画祭」にて史上最年少で招待され、香港、NY はじめ 10 カ国以上で上映される。2018 年 9 月にポレポレ東中野で劇場公開された際には 1 週間で 1,200 名近くを動員し、同館のレイトショー動員新記録を打ち立てた。監督作に、オムニバス映画『21世紀の女の子』(2019)にて『回転てん子とどりーむ母ちゃん』。

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