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フランソワ・オゾンが“プレナ神父事件”題材の監督作語る「世界に議論を促す映画」

ナタリー

20/7/17(金) 7:00

左からフランソワ・オゾン、メルヴィル・プポー。

「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」を監督したフランソワ・オゾンのインタビュー映像がYouTubeで公開された。

本作の題材は、神父による児童性的虐待事件“プレナ神父事件”。妻子あるアレクサンドルが幼少期に自分を性的虐待していたプレナ神父の告発を決意し、同じく被害に遭った男たちの輪が徐々に広がっていくさまが描かれる。メルヴィル・プポーがアレクサンドルに扮した。

映像の中でオゾンは「男性の脆さを描いた映画を作りたいと思っていた」と明かす。題材を探す中でロビー団体のサイトを見つけ、アレクサンドルの証言を知ったという。またリアリティを重視し、語り手が変わっていく構成にしたことにも言及。そして「これは世界に議論を促す映画だ。映画には政治的側面があり、世界を変えられずとも関心を高める力がある」と語った。

「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」は本日7月17日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開。

(c)2018-MANDARIN PRODUCTION-FOZ-MARS FILMS–France 2 CINEMA–PLAYTIMEPRODUCTION-SCOPE

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