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神木隆之介「当たり前のことは、当たり前じゃない」ワニ君を演じてしみじみ

ぴあ

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俳優の神木隆之介が6月20日、声優を務めたアニメーション映画『100日間生きたワニ』のヒット祈願イベントに出席。主人公のワニ君を演じ「当たり前のことは、当たり前じゃない。改めて、確かになと思わせてくれる映画。みなさんの周りにあるもの、いる人、ささいな日常が愛おしく思えるはず」としみじみアピールした。

原作は昨年、SNSで話題を集めた4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(きくちゆうき著)。100日間のワニの日常に加えて、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちの姿も描かれる。神木は以前から原作のファンだといい「キャラクターが動いている姿が愛おしいし、そこに込められたメッセージが、すごく僕に刺さりました」と話していた。

都内で行われたイベントには神木をはじめ、木村昴(親友モグラ役)、ファーストサマーウイカ(イヌ役)、監督・脚本を手がけた上田慎一郎&ふくだみゆき夫妻が出席。神木と木村は『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』以来の共演だといい、「当時の現場では年齢も近く、頼るべきお兄さんだった」(神木)、「久しぶりなので『神木さん、ご無沙汰しております』って挨拶したら、『おいっす~、昴君久しぶり』って(笑)。当時からコミュ力(りょく)モンスター」(木村)と再会を喜びあった。

また、イベントでは6月29日に誕生日を迎える木村に、サプライズで特製バースデーケーキが贈られる場面も。「本当にびっくりしちゃった! このハッピーパワーを公開日まで持続させて、ご覧になる皆さんもハッピーになれば」と大喜びだった。

上田監督は「連載が始まって30日目くらいに企画書を書いた。最初は人間に置き換えた実写映画として考えていた」と当初の構想を明かし、「本当に大変なことばかりでしたが、今はアニメにして良かったなと思う。(作品は)信じるわが子なので、反応の声が届くまではドキドキですが、手応えはつかめ始めた」と自信のコメント。アニメーターとしても活躍するふくだ監督は「やりたいことを許していただき、最後の最後まで粘った。きっと誰かの世界を救う作品になれば」と強い思い入れを示した。

新型コロナウイルスの流行に直面し、大幅な脚本の書き直しを行われたといい、ファーストサマーウイカは「原作はぜんぶ読んでいたので、その後ワニ君たち以外の生活は、どうなったんやろうと思ったが、映画はほぼ半分オリジナルなので、かなり驚きました」と振り返った。

取材・文・写真=内田涼

『100日間生きたワニ』
7月9日(金)全国公開

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