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FANTASTICS、ドラマ出演や『LIVE×ONLINE』で得た多彩な表現力 それぞれが思い描く次なる“夢”も語る

リアルサウンド

20/11/18(水) 12:00

 爽やかなビジュアルや楽曲、スタイリッシュなダンス、演劇パートを取り入れた独創的なライブスタイルなどが魅力のダンス&ボーカルグループ、FANTASTICS from EXILE TRIBE(以下、FANTASTICS)。グループ初主演のドラマ『マネキン・ナイト・フィーバー』(日本テレビ系)も大好評な彼らが、11月11日にニューシングル『High Fever』をリリースした。今作には、ドラマ主題歌である「High Fever」と挿入歌の「CANNONBALL」、自分達の可能性を信じて勇ましく進んでいく姿を描いた「Keep On Movinʼ」が収録されている。

 今回は、ボーカルの中島颯太、パフォーマーの佐藤大樹、堀夏喜、木村慧人にインタビュー。ドラマ出演の裏話や、『LIVE×ONLINE』でも披露された新曲の制作エピソード、4人が思い描く次なる“夢”について、じっくりと語ってもらった。(斉藤碧)

「マネキン・ナイト・フィーバー」スペシャルダイジェスト

「ウィッグをつけた瞬間に人が変わったかのように演じられた」(木村)

ーーFANTASTICSが主演するドラマ『マネキン・ナイト・フィーバー』はみなさんにとって大きな挑戦となったと思いますが、以前から俳優業をされている大樹さんは、メンバーの変化をどう感じているのでしょうか。

佐藤大樹(以下、佐藤):クランクインする前にみんなで稽古をしてから撮影に臨んだのですが、前回のホールツアーで初めて全員で芝居に挑戦させてもらった時と比べると、振り覚えとセリフ覚えの早さが格段にレベルアップしていて。実は僕が一番焦ってました(笑)。僕が初めてドラマに出た時なんか、オンエアを観て絶望しましたから。でも、今回は初回放送を観てもちゃんと仕上がっていたので、すごいなぁと思いました。ドラマ撮影を通して表現力も増したと思うし、この1年のみんなの成長には驚かされています。

ーーメンバー各々にキャラクター設定がある中で、慧人さんはレディーという女性キャラを演じられました。以前から芝居の仕事をしたいと話していましたが、レディーを演じてみていかがでしたか?

木村慧人(以下、木村):そうねぇ……(レディー口調)。

堀夏喜(以下、堀):おっ、レディーだ(笑)。

木村:ふふふ。僕はこの役を演じるにあたって、過去に男性俳優さんが女性キャラを演じているドラマや映画を観て、勉強しました。その成果が出たのか、現場ではウィッグをつけた瞬間に人が変わったかのように演じられました。演じるときは基本「内股」というのは自分の中で決めていたのですが、違和感なく入り込めました。メンバーからも「だんだんレディーに見えてきた」と言ってもらえたのでよかったです。

ーー素顔の慧人さんをよく知っているメンバーから見ても、女性として可愛かったですか?

木村以外の3人:可愛かったです!!

佐藤:本当に女性に見えてたよね?

中島颯太(以下、中島):うん、女の子でした。

佐藤:撮影していたのが深夜帯だったので、みんなが疲れてくる頃に慧人が女性っぽいことをやってくれると、妙にテンションが上がりました。それがありがたかったです。ただ、朝5時くらいになると、髭が伸びてくるので……(笑)。

ーー慧人さんはシンデレラだったのですね。

一同:あはははは!

木村:シンデレラタイムが決まっていたので、魔法が溶ける前に撮影してました(笑)。

ーー演技の他にも、このドラマでは颯太さんがギターの弾き語りを披露していたり、堀夏さんがアドリブで笑いを誘っていたり、“歌って踊る”だけではないFANTASTICSの魅力をお茶の間に届けていました。颯太さんと堀夏さんは、撮影を終えてどんな手ごたえを感じていますか?

中島:僕らのことをよく知ってもらう良い機会になったなと思います。ギターの弾き語りは自粛期間にずっと練習していたのですが、ドラマの現場では急に「この曲とこの曲、弾ける?」って言われることもよくあって。時間がない中で仕上げなければならず、かなり大変でした。でも、僕のギターに合わせて大樹くんが歌う場面や、ボーカルもパフォーマーと一緒に踊る曲があったりして、ドラマを通してFANTASTICSの新しいパフォーマンスを見出せたなと感じています。

堀:アドリブパートに関しては、1話からたくさん盛り込まれていたのですが、撮影はかなり緊張しました。台本に「一人一人答えていく」とアドリブの指示が書いてあるので、事前に何パターンも考えました。でも、いざ現場に行くと、共演させていただいた水野(美紀)さんが何回も振ってくださるので、どんどん考えてきたネタが尽きてしまい……。みんな、本気の顔になってました。その本気な感じが、放送で観たら面白いなと思いました。

佐藤:なんかさ、なっちゃん(堀)だけ、やたら水野さんに振られてなかった?

中島:みんなは2~3回答えてOKだったのに、1人だけ8回くらい振られてましたよね。

ーー『ホリナツのカンムリ(仮)』(堀がMCを務める番組)も始まって、どんどん面白いキャラが開花しているホリナツさんだから、きっと期待値が高かったんですよ。

堀:そうなんですかね? ここ1年、個人でもいろいろな仕事をさせてもらう機会が増えて、だいぶ鍛えられたとは思いますが、アドリブ合戦では見事にボコボコにされました(笑)。

「ストーリー性のある構成が振付の面白いところ」(佐藤)

ーードラマの主題歌にもなっている「High Fever」について伺っていきます。煌びやかなエレクトロサウンドで、ドラマの世界観にもすごく合っていますが、FANTASTICSとしては新しいアプローチですね。

木村:はい、80年代のシンセポップに挑戦させていただきました。新しいジャンルに挑戦できて嬉しい反面、最初にトラックを聴いた時は「テンポが速い曲だな」と感じました。世界さんが考えてくださった振付も、FANTASTICS史上最速と言えるくらいのスピード感になっています。『LIVE×ONLINE』でも披露したのですが、このパフォーマンスを観た方は圧倒されたのではないかなと思います。

ーーボーカルの颯太さんも、歌う際にBPMの速さを感じましたか?

中島:BPMはすごく速いのですが、ボーカルはすごくゆっくり歌う感じなので、僕としては「歌詞がすごく伝わりやすい曲だな」という印象が強かったです。でも、歌詞の内容は“感情の昂り”をテーマにしているので、(八木)勇征くんと「ボーカルは感情のままに歌おう」と話し合いました。特にサビは、勢いを大事にして録っていきました。

ーー〈HiAiA ⽿を澄ませて聞いてみりゃいいじゃん〉から始まる颯太さんのラップパートは、低音が効いていて、いつもとは違う雰囲気にドキッとした方も多いと思います。

佐藤:あそこカッコいいですよね!

木村:僕も好き。

中島:ラップは初挑戦でしたが、低音がいいっていうのは、以前からボーカルディレクションの方に言っていただいてました。だから、今回はそれを出したいなと思っていて、試行錯誤して自分で音色を変えながら録りました。

FANTASTICS from EXILE TRIBE / High Fever (Music Video)

ーー先ほど、振付は世界さんが考えたという話がありましたが、MVも公開されているので、改めて振付のポイントを教えていただけますか?

佐藤:今回のMVではサビと間奏しか振付を踊っていないのですが、イントロ部分では全員がマネキンポーズをとっています。ライブやテレビでパフォーマンスさせていただく時も、イントロがかかった瞬間にそのマネキンの配置になって、そこから曲が始まります。そしてマネキンが人間になって、そこからどんどん感情が高まり、サビでピークを迎える。そういうストーリー性のある構成が、この振付の面白いところです。全体を通して楽しんでいただけたら嬉しいです。

ーーとはいえ、パフォーマー6人でユニゾンしている間奏パートは、みなさんのダンススキルの高さを物語っていますね。

木村:ありがとうございます。一つひとつの振りが細かいので、それを覚えるのは大変でしたが、FANTASTICSはみんな振り覚えが早いので、なんとか対応できました。

ーーその一方で、さまざまな小物を使ったダンスシーンは、FANTASTICSらしいコミカルな仕上がりになっています。撮影、大変だったんじゃないですか?

佐藤:小物を使うところは、みんなでタイミングを合わせたりするのが大変でした。なっちゃんは、ポップコーンを撒くシーンが大変そうだったね?

堀:なかなか良い感じにばらまけなくて、何回も撮り直したのですが、僕らよりも掃除をするスタッフさんが大変そうでした(笑)。でも、そのくらい納得いくまで追求して撮影したので、ダンスシーンだけでなく、映像の撮り方やアクションにもぜひ注目してほしいです。すごく情報量の多い作品なので、何回観ても楽しんでいただけると思います。

佐藤:僕だったらスケルトンの電話とか、颯太だったらラップパートでつけてるメガネなど、メンバー自ら持ち込んだ小物も撮影に使われています。

「画が浮かぶからこそ、音だけでも楽しめる」(中島)

ーー2曲目「CANNONBALL」は、ラテンの香り漂うパーティーチューンです。こちらも『LIVE×ONLINE』で披露されました。

堀:「CANNONBALL」はもう、最初に聴いた時からアゲ曲だなと思ってました。かといって一方的にバキバキに踊る感じでもないので、『LIVE×ONLINE』で披露したような、僕らがファンのみなさんを盛り上げるのではなく、僕らが盛り上がるという構成になりました(笑)。

佐藤:盛り上がってたね~(笑)。

堀:構成や大まかな振付は世界さんが考えてくださったのですが、「後は自由にやって」と言われたので、2人ずつラインダンスをしたり、サビのダンスソロなど、かなり自由にパフォーマンスしました。僕達も、実際にライブで披露するまではどうなるか全然想像がつかなかったですが、思い切ってやってみたらかなり好評でした。「観ていて楽しい」と言っていただけて嬉しかったですし、今後生でライブをやる時にも、これは絶対やりたいなと思いました。

佐藤:間奏部分は、公演ごとで踊るメンバーが変わるのも面白いんじゃないかなと考えたりしてるので、楽しみにしていてほしいです。あと、これまでは「Every moment」がタオルを回す曲として定着していたのですが、「CANNONBALL」はそれに代わる1曲になるんじゃないかなと思います。

木村:ラストはお客さんも一緒に踊れるようなキャッチーな振りになっているので、そこはぜひ一緒に踊ってもらえたら嬉しいです。

CANNONBALL

ーー個人的には、この曲は歌でメッセージを届けるというよりも、パフォーマンスの一部として歌があるようなイメージなんですが、颯太さんはどんなことを考えて歌っていますか?

中島:今おっしゃっていただいたように、僕も同じ感覚です。あの画が浮かぶからこそ、音だけでも楽しめるというか、曲自体カッコいいですが、FANTASTICSらしい構成がついたことで、さらに曲が活き活きとしたなって思います。

 レコーディングに関しては、音サビなので、サビはあまり歌わないのですが、Aメロ・Bメロは音がはめにくくて難しかったです。Aメロの〈熱くなろうGo loco〉とかは裏拍から入ってるので、入るタイミングが難しくて何度も練習を重ねました。でも、フレーズによっては、逆に「こういう歌い回しのほうが良くないですか?」と提案して変えた部分もあり、パフォーマンスと同じように、歌録りも自分達で作り上げている感じがあって楽しかったです。

「コンセプチュアルなライブを今後も作っていきたい」(堀)

ーーそして3曲目の「Keep On Movinʼ」は、グループとしても個人としても活躍の場を広げている“今のFANTASTICS”を象徴しています。

中島:この曲は「CANNONBALL」の作詞も手掛けてくださったMasaya Wadaさんが作詞作曲してくださったのですが、いつも僕らの活動を見てくださっている方なので、FANTASTICSらしい、爽やかだけど力強さもある曲調になっています。〈答えは⽩か⿊じゃない/天然⾊に輝き〉というように、これから何色にも染まっていけるFANTASTICSの姿を描いた、等身大の楽曲だと思います。

 Wadaさん自身もボーカリストなので、すごくわかりやすくディレクションしてくださって、僕と(八木)勇征くんとWadaさんと、3人で話し合いながら録っていった印象があります。「High Fever」や「CANNONBALL」とはまたテイストが違うのですが、楽しんで歌っていたので、その歌声がメロディと合わさって明るい楽曲に仕上がったなと思います。

Keep On Movin’

ーーでは最後に、みなさんがそれぞれ思い描いている“今の夢”を教えてください。

佐藤:僕は今年『恐怖新聞』(フジテレビ系)というドラマに出させていただいて、その主題歌がTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEでしたが、いずれは僕が主演を務めるドラマの主題歌をFANTASTICSで担当できたらいいなって思います。

ーー『ZIP!』(日本テレビ系)のパーソナリティーになる夢は……?

佐藤:もちろん『ZIP!』もです! パーソナリティの座はずっと狙い続けてます(笑)。

中島:僕は昔からピアノやギターといった楽器が好きで、最近はどんどん曲も作っているので、自分が作った曲をFANTASTICSとして披露したいというのが今の夢です。朝・昼・夜いつでも聴けるような、飽きのこない楽曲を作りたいです。

堀:先日『LIVE×ONLINE INFINITY “HALLOWEEN”』に出演したのですが、ハロウィンというコンセプトでライブを作った時に、いつものライブよりも演出が浮かびやすかったんです。だから『LIVE×ONLINE』になるのか、お客さんを入れてのライブになるのかはわからないですが、ストーリーのあるコンセプチュアルなライブを今後も作っていきたいなと思います。

木村:僕は最近、『マネキン・ナイト・フィーバー』や朗読劇など、演技のお仕事をいただくことが増えてきたので、次はずっとやりたいと思っている青春モノの作品に出演したいです。高校生役は今しか演じられないと思うので、挑戦してみたいです。

ーー主人公とか恋敵とか、具体的にやりたい役どころを挙げるとしたらなんですか?

佐藤:またレディー?

木村:少女漫画に出てくるような、王道の王子キャラがいいです!

堀:何王子がいいの?

木村:ギャップ王子……!

佐藤:じゃあ、僕は中大兄皇子。

中島:僕は八王子になります。

佐藤:お後がよろしいようで。

一同:ありがとうございました!(笑)

【オリジナル動画】「最近テンションが上がったこと」

【あなたのエピソードは何フィーバー…!?】FANTASTICSの「最近テンションが上がったこと」

サイン入りチェキプレゼント

FANTASTICS from EXILE TRIBE サイン入りチェキを2名様にプレゼント。応募要項は以下の通り。

応募方法

リアルサウンド公式Twitter公式Instagramをフォロー&本記事ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンドTwitterアカウント、もしくはInstagramアカウントよりDMをお送りさせていただきます。
※チェキはランダムでの発送となりますので、メンバーの指定は受け付けておりません。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。

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<締切:11月25日(水)>

■リリース情報
FANTASTICS from EXILE TRIBE 7thシングル『High Fever』
2020年11月11日(水)発売
CD+DVD:1,818円+税
CD Only:1,273円+税

<収録内容>
CD
1.High Fever
2.CANNONBALL
3.Keep On Movin’
4.High Fever (Instrumental)
5.CANNONBALL(Instrumental)
6.Keep On Movin’(Instrumental)
DVD
1.High Fever(Music Video)
<初回仕様封入特典>
オンラインイベント応募シリアルコード

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