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堤真一・橋本良亮らが難解戯曲を紐解く「良い子はみんな」稽古場レポ

ナタリー

19/4/3(水) 11:26

「俳優とオーケストラのための戯曲『良い子はみんなご褒美がもらえる』」稽古より。

「俳優とオーケストラのための戯曲『良い子はみんなご褒美がもらえる』」の稽古が4月1日に公開された。

イギリスの劇作家トム・ストッパードが俳優とオーケストラのために執筆した「良い子はみんなご褒美がもらえる」は、ソビエトと思われる独裁国家で、同じ精神病院に送り込まれた2人の男を軸にした作品。今回のウィル・タケット演出版では、政治犯のアレクサンドル・イワノフ役を堤真一、「自分はオーケストラを連れている」という妄想にとらわれたアレクサンドル・イワノフ役を橋本良亮(A.B.C-Z)が演じる。

この日の稽古は、自身のこれまでの暮らしについて、堤扮するアレクサンドルが橋本扮するイワノフに語り聞かせる場面からスタート。不穏なピアノの音色に乗せて、堤は友人や家族の話、参加したデモの話、彼がハンガーストライキをしたことなどを、抑揚をつけながら朗々と語り続ける。このアレクサンドルの独白に、イワノフ役の橋本は終始真剣な表情で耳を傾けていた。「脚本を一読して、難解だなと思った」と過去のインタビューで語っていた堤は、ウィル・タケットや橋本と会話を交わしながら、1つひとつの場面を丁寧に作り上げていく。

アレクサンドルの独白の合間には、アレクサンドルと彼の息子・サーシャのシーンが挟み込まれる。純朴な少年・サーシャを演じるのは、今作が日本での初舞台となるシム・ウンギョンだ。またサーシャと関係が深い教師役を演じる斉藤由貴は、通訳を介してウィル・タケットと積極的にコミュニケーションを取り、自身の役への理解を深めていく。そして医師役の小手伸也は、陽気で少々取り澄ました性格の医師を、軽妙なセリフ回しと細かい仕草で表現した。

この日の稽古はピアノの伴奏のみで進行したが、本番には指揮者のヤニック・パジェ率いる35人のオーケストラが参加することも重要なポイントの1つ。またオーケストラの生演奏のみならず、楽器を手にしたアンサンブルキャストが舞台上を彩るシーンも見どころとなっている。

「良い子はみんなご褒美がもらえる」の東京公演は4月20日にスタート。5月7日まで東京・TBS赤坂ACTシアターで上演されたのち、5月11・12日には大阪・フェスティバルホールで大阪公演が行われる。

「俳優とオーケストラのための戯曲『良い子はみんなご褒美がもらえる』」

2019年4月20日(土)~5月7日(水)
東京都 TBS赤坂ACTシアター

2019年5月11日(土)・12日(日)
大阪府 フェスティバルホール

作:トム・ストッパード
作曲:アンドレ・プレヴィン
演出:ウィル・タケット
指揮:ヤニック・パジェ
出演:堤真一、橋本良亮(A.B.C-Z)/ 小手伸也、シム・ウンギョン、外山誠二、斉藤由貴 / 川合ロン、鈴木奈菜、田中美甫、中西彩加、中林舞、松尾望、宮河愛一郎

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