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山沢栄子 私の現代

19/11/17(日)

バスキアの展覧会『メイド・イン・ジャパン』は順番待ちの列が途切れることがないくらいにたくさんの人が会場に押し寄せたようだ。そんなバスキアに対して一般的知名度はないが、東京都写真美術館の3Fに足を踏み入れたら、その独自の芸術表現に衝撃を与えられるのが11月12日から来年の1月26日まで開催されている山沢栄子の生誕120年を記念した展覧会『私の現代』。 1899年に大阪に生まれ、東京の私立女子美術学校日本画科選科を卒業。その後油絵と写真を独学し、1926年に単身渡米してから、サンフランシスコのカリフォルニア美術学校で油絵を学ぶ一方、アメリカ人写真家コンスエロ・カナガの助手となり、写真技術を習得するというスタートから、精力的に活動。1968年に神戸に移住した頃からは前衛芸術家の1人として認められるというキャリアの持主だが、その作品は完全に時空を超えた魅力がある。とりわけ強力なのが会場に入ってすぐの所に展示されている《What I am doing》のシリーズ。こんなにキラキラしたものを87歳で作った凄さ。本当に脱帽。絶対に観て欲しい展覧会である。

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