Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

アール・デコ建築と響き合う ルネ・ラリックのガラス作品約220点!

ぴあ

20/2/1(土) 0:00

テーブル・センターピース《三羽の孔雀》(部分)1920年 北澤美術館蔵 撮影:清水哲郎

東京都庭園美術館では、『北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美』を、本日2月1日から4月7日(火)まで開催。北澤美術館のコレクションの紹介を通じて、ルネ・ラリックによるガラス工芸の全容が紹介される。

ルネ・ラリックは、19世紀末〜20世紀にかけて、フランスで宝飾デザイナーやガラス工芸家として活躍したアーティストだ。

植物や昆虫、裸婦などをモチーフにしたジュエリーで、アール・ヌーヴォー・ジュエリーのスタイルを確立し、その後、貴石に代わる新素材としてガラスに注目。20世紀に入ると、芸術性と実用性を兼ね備えた独自のガラス作品によって、アール・デコの時代を切り開いた。

同展は、世界屈指のガラス・コレクションを有する北澤美術館所蔵のラリック作品より、アール・デコの時代を代表する名品約220点を厳選して紹介する。

その舞台となる東京都庭園美術館は、1933年に旧朝香宮邸として建設されたアール・デコ様式の建物。同館のために、ラリックは正面玄関ガラスレリーフ扉をデザインしたほか、大客室と大食堂のシャンデリアとしてそれぞれ《ブカレスト》、《パイナップルとざくろ》も提供している。

そんな、世界でも稀有なアール・デコ建築の中でラリックのガラス・コレクションが堪能できるほか、当時のテーブルセッティングを再現した展示や、朝香宮家が旧蔵していたラリック作品、昭和天皇が皇太子時代に外遊の記念にパリから持ち帰った花瓶なども併せて特別展示される。

透き通る光の清らかさや、貴金属を思わせる重厚な輝き。ラリックのガラス作品を通して、フランス装飾美術の精神「ラール・ド・ヴィーヴル(生活の芸術)」を感じとってみたい。

【開催情報】
『北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美』 2月1日〜 4月7日(火)まで東京都庭園美術館にて開催

【関連リンク】東京都庭園美術館

花瓶《ナディカ》1930年 北澤美術館蔵 撮影:清水哲郎
香水瓶《彼女らの魂》ドルセー社 1914年 北澤美術館蔵 撮影:尾形隆夫
旧朝香宮邸正面玄関ガラスレリーフ扉(部分)1933年 東京都庭園美術館蔵
シール・ペルデュ水差《小さな牧神の顔》1922年 北澤美術館蔵 撮影:清水哲郎
香水瓶《牧神のくちづけ》 モリナール社 1928年(左から3番目)ほか香水瓶各種 北澤美術館蔵 撮影:清水哲郎

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内