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磯村勇斗が語る、『SUITS/スーツ』中島裕翔との友情の築き方 「2人の空気感から出るものに」

リアルサウンド

18/10/29(月) 6:00

 月9ドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)で、中島裕翔演じる鈴木大輔の唯一の親友にして“悪友”である谷元遊星を演じる磯村勇斗。人気を博したNHKの朝ドラ『ひよっこ』での好青年・ヒデ役とは正反対の役柄ともいえる、あくどいやり方で金を稼ぐ方法を考え出す天才を演じている。 リアルサウンド映画部では、磯村勇斗にインタビューを行い、初出演となる月9への意気込みについて話を聞いた。

【写真】磯村勇斗撮り下ろしカット

■「いろんな見せ方ができないとダメ」

ーー今回、磯村さんが演じている遊星は、アメリカ版の原作とは設定が少し変わっているそうですね。

磯村勇斗(以下、磯村):今回、オファーを頂いてから原作の『SUITS/スーツ』を観ました。日本版のリメイクも、しっかり役に向き合っていくものになっていますし、しっかりと作品を大事にしていきたいと強く思いました。枠がフジテレビの月9ということと、大輔の悪友と呼ばれるすごく面白い役柄で楽しみでしたね。

ーー遊星を演じる上で、スタッフの方からはどのような演技を求められましたか?

磯村:いきがっている雰囲気を、何かを企んでいそうな笑い方で出すような、“遊び”みたいな部分をスタッフの方と話しました。そこに壁はなく、役に入れましたね。

ーー今回『SUITS/スーツ』では悪友を演じられていますが、磯村さんと言えば、『仮面ライダーゴースト』(テレビ朝日系)や『ひよっこ』で演じた好青年役の印象も強いです。

磯村:俳優のお仕事をしている以上はいろんな見せ方ができないとダメだと思うので、そういう意味ではすごくいいきっかけになっているなと思います。

ーーキャスト発表の際のコメントで、遊星について「危ない仕事をしているが、根は親友思いの優しい男」とありました。

磯村:意識して演じるというよりかは、自然と出るものにしたいと思っています。大輔との関係性が、なるべく2人の空気感から出るものにしたいなと。セリフはもちろん、それ以外の空気感や表情といった部分で、お互いに友達思いな一面を滲み出せたらと考えています。

ーー中島さんとの共演シーンでは、お互いの役柄についてどのようなことを話しましたか?

磯村:中島くんとは会う機会が少ないので、同じシーンがあったらその日にしっかりと時間を作って、中島くん自身と友情関係を結べるようにと意識しています。

ーー中島さんとは今回初共演ですが、印象はいかがですか?

磯村:初めて挨拶をした時から爽やかでした。見た目は好青年ですが、演技になるとすごく熱心で真面目。芝居についてもいろいろ考えているので、一緒にやるのが楽しいですね。お芝居で何ができるかみたいな話をしたこともあります。

■「『SUITS/スーツ』の中の一つのスパイスに」

ーー今作では、『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)以来、27年ぶりに織田裕二さんと鈴木保奈美さんが共演することでも話題となっています。

磯村:そうですね。シーンとしては、お2人に関わることはないと思うんですが、しっかりと自分の役を演じて『SUITS/スーツ』という作品を大事にしなきゃという思いになりますね。

ーー『SUITS/スーツ』は弁護士ドラマですが、磯村さんは遊星という役柄を通じて、今作をどのような作品にしていきたいですか?

磯村:遊星は弁護士とはかけ離れた存在で、大輔の弁護士になるきっかけも遊星が作っちゃった……のかな? 今後進んでいくストーリーの中でも大輔にいろいろと迷惑をかけちゃうところがあって、それがやり方としては悪かったり汚かったりするのかもしれないですけれど、結果的に何か問題を違う軸から持ってこられる存在でいたいです。ちょっと刺激を与える人、『SUITS/スーツ』の中の一つのスパイスになれればと思います。

ーー10月クールは『SUITS/スーツ』のほかにも、『今日から俺は!!』(日本テレビ系)に出演中で、そちらでも争い事が大好物な相良猛という役を演じています。今期のドラマでは、磯村さんの新たな顔が見られるのかなと思っているのですが、改めて『SUITS/スーツ』の見どころを教えてください。

磯村:今までとは違った役柄で、遊星はすごくいきがっている若造なんですけど、それでも悪い雰囲気が漂っている危険な匂いがする男の魅力を観てもらいたいなと思います。

(取材=大和田茉椰/文=渡辺彰浩)

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