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『特捜9』宮近海斗×『ハケンの品格』中村海人 毎週水曜日はTravis Japan“Wカイト”が楽しめる

リアルサウンド

20/7/15(水) 10:00

 Travis Japanファンにとって、毎週水曜日はお楽しみの日だ。21時からの『特捜9 season3』(テレビ朝日系)に宮近海斗、22時からの『ハケンの品格』(日本テレビ系)に中村海人が出演し、Travis Japanの公式インスタグラムにも度々「Wカイトの日」としてストーリーがアップされている。宮近、中村ともに演技も好評で、Twitter上にもあたたかい声が多々挙がっているのを目にする。

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 宮近は、『特捜9』のseason1からの準レギュラー。演じているのは、警視庁本庁所属の若手鑑識課員・佐久間朗だ。シリーズ3作品目とあり、すっかり佐久間役も板についてきている。1シリーズ目の頃こそ「鑑識の人たちが難しい用語をペラペラ話していたので、自分もそんな専門知識を身に着けた人間として存在していなければと思い、台本を読んでわからない単語は目につくものすべて調べています。この前は“蝋”(ろう)の漢字が読めなくて調べましたが、あやうく“セミ”と読むところでした……(笑)」(引用:ジャニーズJr.宮近海斗、刑事ドラマ“初”挑戦中「先輩がいて、ホントに安心」|ORICON NEWS)と語っていたこともあったが、今ではもうお手の物。7月8日放送の第8話でも鑑定結果を説明するシーンも完璧にこなしていた。

 そもそも、宮近はこれまで『お兄ちゃん、ガチャ』(日本テレビ系)や『99.9 -刑事専門弁護士-』(TBS系)、『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)など様々な作品に出演しており、演技力にも定評がある。舞台への出演経験も多いからかセリフの抜けも良い。『特捜9』でベテランたちに揉まれることで、さらに演技に磨きがかかっているのは間違いないだろう。

 『ハケンの品格』に出演している中村は、ドラマのレギュラー出演は今回が初。その初々しい演技も好評だ。同作で演じているのは、仕事と私生活をきっちり分ける今どきの新入社員・三田貴士。ある程度のことはそつなくこなし、人当たりも良いが、どこかクセのある若者だ。Huluオリジナルスピンオフドラマ『ハケンの珍客』では、杉野遥亮演じる井出祐太郎、吉谷彩子演じる福岡亜紀、山本舞香演じる千葉小夏とともにメインで出演。本編で大前春子(篠原涼子)が活躍している裏側を詳しく演じている。

 中村の演技を見ると、表情の作り方が良い。新入社員らしい初々しさとツメの甘さがある一方で、人柄には素直さと優しさが滲み出ている。例えば7月8日放送の第4話で、初めて外回りの営業に行けると知ると、嬉しそうに笑顔を見せる。しかし、その直後に上司と飲み会に行かねばならないとなった瞬間、すぐに顔を曇らせていた。その飲み会の席で上司の面倒くさいアドバイスを親身に聞いている「フリ」をして、適当に相槌を打っている感じもリアルだ。『ハケンの珍客』第4話は新機軸ドラマとして、映像に声を当てていくスタイルになったのだが、セリフなしの映像の表情がストーリーにピッタリだった。これからまだまだ伸びていくであろう中村。SNS上では「若手俳優みたい」という声も見かける。『ハケンの品格』『ハケンの珍客』をきっかけに、この先中村の出演作も増えていくのではないだろうか。

 ジャニーズJr.の中でも一番の古参グループとなったTravis Japan。ソロでの仕事をこなすメンバーも多く、知名度を高めている真っ最中だ。多くの視聴者がいる21時枠、22時枠の人気ドラマに出演している「Wカイト」も、Travis Japanの名前を広める一端を担っているに違いない。そして、2人が一俳優として伸びていくことにも期待したい。 (文=高橋梓)

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