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「地獄の黙示録」音響制作の舞台裏とは、ウォルター・マーチが語る“音の担当制”

ナタリー

20/8/19(水) 19:00

「ようこそ映画音響の世界へ」

ドキュメンタリー「ようこそ映画音響の世界へ」より、「地獄の黙示録」に関する本編映像の一部がYouTubeで公開された。

音楽や効果音、登場人物の声など音響が映画にもたらす効果と重要性に迫った本作。フランシス・フォード・コッポラが1979年に発表した「地獄の黙示録」は、現在では珍しくない5.1chサラウンドシステムを世界で初めて実現し、映画における音響を革新した1本としても知られる。

「地獄の黙示録」の音響を指揮したのは、編集技師としても参加したウォルター・マーチ。同作でアカデミー賞の録音賞、のちの「イングリッシュ・ペイシェント」では録音賞と編集賞のオスカーも獲得した人物だ。コッポラとは「カンバセーション…盗聴…」「ゴッドファーザーPART II」など多くの作品でタッグを組んでいる。

「地獄の黙示録」の音響制作に当たり、武器、船、ヘリコプター、群衆のガヤなど、音ごとに1人の担当を付けたマーチ。1人が複数の音を担当するのではなく、全編において1人が1つの音のみを集中して手がけることで、一貫性のある音が映画全体に響くことを目指した。映像ではマーチが音響制作をオーケストラになぞらえながら「担当者はオーケストラの首席演奏者と同じだ」と語る様子も。

「ようこそ映画音響の世界へ」は、8月28日より東京・新宿シネマカリテほか全国で順次ロードショー。

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