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パオロ・ソレンティーノ監督最新作『LORO 欲望のイタリア』本編映像 著名人からの絶賛コメントも

リアルサウンド

19/10/29(火) 12:05

 11月15日公開の映画『LORO 欲望のイタリア』より、本編映像が公開された。

参考:動画はこちらから

 『グランドフィナーレ』のパオロ・ソレンティーノ監督最新作となる本作は、スキャンダルにまみれたイタリアの元首相シルヴィオ・ベルルスコーニをモデルにした社会派エンターテインメント。「当時のベルルスコーニに蠢いていた“感情”の正体を知りたい欲求に突き動かされた」というソレンティーノ監督が、ひとりの男の勝利への願望、成功への執着、そして愛の挫折を、めくるめく狂乱と絢爛の世界に映し出していく。

 ベルルスコーニを、イタリアの名優トニ・セルヴィッロが演じ、ベルルスコーニに近づき成り上がろうとする青年実業家・セルジョ役を、リッカルド・スカマルチョが務める。また、妻ヴェロニカを演じるエレナ・ソフィア・リッチは本作の演技が称賛され、2019年のダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞、2018年のナストロ・ダルジェント賞の最優秀女優賞を受賞した。

 公開された本編映像では、ベルルスコーニが首相就任に向けゆっくりと歩み始める様子や、「共和国に忠誠を誓い、憲法と法を真摯に尊守し、国家の利益のためのみ、職務を果
たします」と誓う姿とともに、水着姿の女性、誰もいないステージでダンスをする女性、ベッドルームで全裸で振り向く女性の映像が映し出されている。

 また、本作をいち早く鑑賞した各界の著名人から、絶賛コメントも寄せられた。

コメント一覧
佐野史郎(俳優)
カネと権力とエロと、タガを外して突き進むベルルスコーニ。
文明国家の歴史を辿り集約したかのようなこの現代の神話は、我が国の反面教師となるや否や!?

ヤマザキマリ(漫画家)
自らの社会をここまで俯瞰できるイタリアという国の熟成と寛容を、この作品からじっくりと感じてもらいたい。

みうらじゅん(イラストレーターなど)
禁欲、性欲、出世欲、ありとあらゆる煩悩がファッショナブル欲も加わり諸行無常の鐘の音。本当に必要なモノは何なのか? 増税前のような問い掛けが観る者を試す映画である。

堀潤(ジャーナリスト・キャスター)
「俺はリベラルだ、独占は排斥だ」。こんなに一つ一つのセリフを考え観たのは久しぶりだ。痺れた。狂気の深淵に表現の華が開く。覗いて欲しい。

石川三千花(イラストレーター)
かつてのイタリアに君臨した、あらゆる意味での怪物。ベルルスコーニの底知れぬ魔力を見せつけられたが、その怪物は“祖父と同じ口臭のする人”だった!

デーブ・スペクター(放送プロデューサー)
長年の「ベルルスコーニ・ウォッチャー」として待ちに待った最高の作品です!
ベルルスコーニは憎めないトランプ大統領!
愛されたいベルルスコーニを不思議と応援したくなる。本当に「欲」出来てる!
いつもぶっ飛んだソレンティーノ監督は今回もブラボー。

田原総一朗(ジャーナリスト)
政治と金と欲望が渦巻く底知れない世界を絶妙に描写した名作。
彼の人生が華麗なのか、哀れなのかは、あなたに判断して欲しい。

島田雅彦(作家)
金欲、性欲、権力欲の怪物ポピュリストのヘラヘラ笑いに各国首脳の顔が重なる。
本作は21世紀の逆説的「君主論」たり得る。 (文=リアルサウンド編集部)

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