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「AI崩壊」大沢たかお「日本映画も捨てたもんじゃない」賀来賢人や岩田剛典も自信

ナタリー

20/1/14(火) 20:09

「AI崩壊」ジャパンプレミアの様子。

「AI崩壊」のジャパンプレミアが、本日1月14日に東京・豊洲PITで開催され、キャストの大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典(EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、広瀬アリス、芦名星、玉城ティナ、松嶋菜々子、三浦友和、監督の入江悠らが登壇した。

AIが国民生活に浸透した2030年の日本が舞台の本作は、画期的な医療AI「のぞみ」を生み出した天才科学者・桐生浩介を主人公とするサスペンス。劇中では、突然暴走を始めた「のぞみ」が「生きる価値がある人間」と「生きる価値が無い人間」を選別し始め、日本全土が混乱に陥っていく。

イベントの冒頭ではAIが主題歌の「僕らを待つ場所」を生歌唱。そして舞台挨拶に登壇した桐生役の大沢は「近未来が舞台なんですが、こういうことが起きたときに自分は何ができるかを考えさせられるような、身近な映画」と作品をアピールした。

桐生の義弟・西村悟役の賀来は「試写を観終わったあと、大沢さんや監督と話し込んでしまったくらいインパクトのある映画。心に引っかかるものを、お客さんにも早く感じていただいて、観た人同士で話すきっかけになれば」と鑑賞前の観客に呼びかける。警察庁警備局理事官・桜庭誠役の岩田は「普段は初号試写を観ても、自分のお芝居ばかりが気になってしまうのですが、これだけ手応えを感じられた作品はなかなかない」と自信をのぞかせた。

ベテラン所轄刑事・合田京一役の三浦と、警視庁捜査一課の新米刑事・奥瀬久未役の広瀬は、今回バディ同士という役どころで参加。広瀬の芝居について三浦は「素晴らしい女優さんだと思っていましたが、それを再確認できた現場でした」と評価した。

桜庭の部下・林原舞花役の芦名は、司会に「近未来の要素が……」と話しかけられるも、なぜか「機敏な動き」と聞き間違え、隣の岩田に助けを求めて笑いを起こす。質問を聞き直した芦名は「未来がAIの世界だとしても、それを作ったり動かしたりしている人たちがいて、そこには1つひとつの感情がある。この映画には絆や愛を感じました」としっかりコメントし、岩田から「ばっちりです(笑)」と返された。

桐生の亡き妻・望役の松嶋は、大沢と5度目の共演にして初の夫婦役を務めた。「夫婦役は形ができあがっているところからの難しい表現ですが、大沢さんとは気心が知れているので、いい緊張感を保ったままリラックスして演じることができました」と言う松嶋に対して、大沢は「『すごく大事なシーンだから』と現場で話したのですが、『そんなのわかってるわよ』くらいのリアクションを返されました(笑)。それくらい気合いが入っていて、前の日は緊張して眠れなかったくらいです」と告白。司会に「事前にすり合わせを行ったのですか?」と聞かれた大沢は「僕だけ勝手にすり寄っていただけ(笑)」と答えて笑いを誘う。その現場に居合わせた賀来は、三浦に「賀来くんはどっかに逃げて行っちゃった」と暴露され、「お二人が豪華なやり取りをされていたので、僕はどうしたらいいんですか!?となってしまって!」と回想した。

舞台挨拶の最後に、オリジナル脚本を手がけた入江は「僕が子供の頃に映画館で観ていたのが、こういった近未来のパニック映画でした。僕は地方都市に住んでいて友達もいなくて、映画館にこもるようなガキンチョだったんです。AIさんの歌を聴いて、『僕らを待つ場所』は僕にとって映画館なんだなと思いました。かつての僕のように、映画を人生のよりどころとしている人に、この映画が届けられたら」と述べる。そして大沢は「今はアジアの映画もアメリカの映画もすごくて、日本映画はしんどい時期だと思う。それでも僕たちは、日本映画はまだまだ捨てたもんじゃないと思われたくて、こういう作品を作りました」と観客へ熱い思いを打ち明けた。

「AI崩壊」は1月31日より全国ロードショー。

(c)2019映画「AI崩壊」製作委員会

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