TBS系連続ドラマ「TOKYO MER～走る緊急救命室～」の制作発表会見がリモートで行われ、キャストの鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、菜々緒、仲里依紗、石田ゆり子が登壇した。

本作は救命救急のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」が、重大事故、災害、事件の現場に勇猛果敢に飛び込んでいくさまを描く医療ドラマ。鈴木がチームリーダーの救命救急医・喜多見幸太、賀来が厚生労働省からTOKYO MERに派遣された音羽尚、中条が研修医・弦巻比奈を演じ、菜々緒が看護師・蔵前夏梅、仲が循環器外科医・高輪千晶、石田が東京都知事・赤塚梓に扮している。

脚本家の黒岩勉が鈴木本人をイメージして作ったという喜多見。鈴木が「喜多見は普段ヘラヘラしているので、僕そういうイメージなのかな？」と口にすると、菜々緒は「（鈴木は）ちょっとドジっ子なんですよね。抜けている感じがあります」と、中条は「女性チームはみんなギャップ萌えだと言ってます」と声を掛ける。

厚生労働省の官僚でありながら医師でもある医系技官を演じる賀来は「厚生労働省は医療をより多くの人に広めようとしている。一方で喜多見さんは目の前にいる人を助けることに全力なんです。真逆の考えの組織2つに属している。板挟みで揺れ動くので、演じていてつらいときがありますね」と明かす。それを受けて鈴木は「僕がドラマの視聴者なら音羽先生が一番かわいいと思う。スパイだから冷徹なふりをしているけれど人を助けることに熱い思いを持っているのが垣間見える。本当はいいやつなんじゃないの？というところに、たまらなく惹かれますね」と賛辞を贈った。

続いて菜々緒は医療シーンの大変さに触れ「1秒たりとも無駄にできない。リハーサルをしていても力が入って、すごく疲れるんです。これを毎日やっている医療従事者の皆様のすごさが身に沁みます。オペシーンは精神的にも肉体的にも大変。毎日みんなで戦っています」と報告。賀来も「こんなにオペシーンを俳優がやる現場ある？と思います。普通、医療もののドラマって、手元は映らないのでプロの先生が代わりにやることが多いんです。でも今回はリアリティを求めているというのと亮平くんができすぎるから、役者がやっています」と話す。

仲は「医療ドラマで使われる言葉は普通の日常会話とは違うので理解するのに時間が掛かります。しかもリズム、テンポよく言わなければいけない。大変だなと思いながら演じています」とコメント。石田も「政治班もすごい難解なセリフだらけなんです。難しいセリフを矢継ぎ早に言わなければならない。このドラマは試練です（笑）」と述べる。

最後に鈴木は「必死に現場で作っています。裏テーマは医療従事者、救命医療に携わっている方々すべてへの感謝です。勇敢な魂が凝縮されたようなストーリーになっています」とアピールし、イベントの幕を引いた。

松木彩と平野俊一が演出を手がける「TOKYO MER～走る緊急救命室～」は7月4日に放送スタート。初回は25分拡大となる。

日曜劇場「TOKYO MER～走る緊急救命室～」

TBS系 2021年7月4日（日）スタート 毎週日曜 21:00～21:54
※初回は25分拡大

(c)TBS