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「えんとつ町のプペル」西野亮廣が芦田愛菜の演技を絶賛、原動力は“友達”

ナタリー

20/12/13(日) 19:54

「映画 えんとつ町のプペル」完成披露試写会の様子。

「映画 えんとつ町のプペル」の完成披露試写会が、本日12月13日に東京・東京国際フォーラムで開催され、キャストの芦田愛菜、藤森慎吾、伊藤沙莉、宮根誠司、製作総指揮を担当した西野亮廣、監督の廣田裕介が登壇した。

西野による絵本「えんとつ町のプペル」を、STUDIO4℃と廣田がアニメーション化した本作。劇中では、厚い煙に覆われた“えんとつ町”を舞台に、えんとつ掃除屋の少年ルビッチとゴミ人間プペルの冒険が描かれる。

イベントの冒頭では、ゴミ人間プペル役・窪田正孝のコメント映像を上映。その中で窪田は「当たり前だったことができなくなり、人との距離や制限が生じてしまう1年となりました。だからこそ、この映画は2020年に公開されるべきだと思います」とメッセージを寄せた。

少年ルビッチ役の芦田は、プペルとルビッチが仲直りするシーンが好きだという。その理由を「プペルの『友達ですから』っていうセリフがすごく好きで。プペルは今まで友達とは何かさえ知らなかったのに、ルビッチと出会って、ひどいことを言われてもそう返せるようになった。本当の友達ってなんだろうって、すごく考えさせられました」と説明する。西野は芦田に関して「本当に最高でした! コロナ禍での上映ということで、ご覧になる方は今年1年のご自身の活動と照らし合わせるだろうと思う。そのときのルビッチの言葉に微塵も嘘くささがあっては駄目だと思ったんです。見た目がかわいらしくて、芯が通っている人は芦田さんしか考えられなかった」と熱弁。続けて「会見とかで『本当に』って、あんまり言わないほうがいいらしいですね。『本当に』を繰り返すとちょっと嘘くさくなるって、渡部(建)さんの会見を観て思いました」と笑いを誘った。

約4年の映画製作期間を振り返り、西野は「挑戦する中でバッシングを受けることが多くて。僕へのバッシングはいいんですけど、一緒にいる友達までひどい目に遭っていたので、それはつらかったですね。これをひっくり返さないでこのまま人生が終わったら、友達にもつらい思いをさせてしまうから、そこが原動力になってました」と告白。そして廣田は、本作の温かみのある作風について「CGアニメーションは半分くらいコンピューターが自動的に作っていると思われているかもしれませんが、全然そんなことはなくて。1コマ1コマ細かく調整して作っているので、そういったところが(画の)温かみにつながっているんじゃないかな」と話した。

おしゃべり鉱山泥棒のスコップ役の藤森は、アフレコ時に西野から「完璧」と言われたそうで、自分でも「(役の)準備もたくさんしましたし、アフレコも完璧だったと思います」ときっぱり。西野に「普通自分で言わへんし、役作りっていうか、あれまんま藤森やし」とツッコまれると、藤森は「僕は口もノリも軽いからぴったりだということで(笑)。アフレコは一息で長いセリフが多くて、今までで一番苦労しました」と真面目に回想した。

ルビッチの元友達アントニオ役を務めた伊藤。子役だった10歳の頃、とあるスタジオで西野に遭遇したことを明かし「私(西野のことを)テレビでよく観ていたので、『西野だ!』ってしゃべりかけちゃったんです。怖いもの知らずだったので(笑)。でも本当に優しく対応してくださって、それから廊下で会うたびに『おっ、子供!』って遊んでくださったんです」とエピソードを披露する。続けて伊藤は「何かしらでご一緒させてもらいたかったので、今回やっと叶った!と思いました」と笑顔を見せた。

「これだけ世間から嫌われてる西野が、これだけ世間から嫌われてる宮根にオファーするっていうから、そうとう悪い役だと思った」とジョークを飛ばす宮根は、陰の独裁者トシアキに声を当てている。宮根は演技するうえでの苦労を「この物語には、実は悪い人は1人も出てこなくて、それぞれ信念を持っている。トシアキも彼なりの思いで動いていることをどう表現したらいいのか迷いました」と振り返った。

イベントの後半にはロザリーナが登壇し、エンディング主題歌「えんとつ町のプペル」のアコースティックバージョンを披露。最後の挨拶では芦田が「たくさんの素敵な言葉やメッセージが詰まっていて、どんな世代の方の心にも届く作品だと思う」と映画をアピールした。

「映画 えんとつ町のプペル」は12月25日に全国で公開。

(c)西野亮廣 /「映画えんとつ町のプペル」製作委員会

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