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あくにゃんに聞く、推しのために今ヲタクが家でできること 「“いいね”やコメントでSNSに反応」

リアルサウンド

20/5/10(日) 12:00

 「推しが多すぎて毎日忙しい!」「どうしたら推しが喜んでくれるの?」など、ヲタクの悩みは尽きないもの。“ただのヲタク”あくにゃんが、そんなヲタクたちのお悩みに答える連載企画「あくにゃんのヲタク保健室」第2回も、第1回に引き続きこの時期ならではの編集部のアイドルヲタクのお悩みに答えてもらった。(編集部)

(関連:あくにゃんに聞く、推しと会えない間の過ごし方 ヲタクのお悩みに答える連載企画スタート

■今回のお悩み
新型コロナの影響でライブやイベントがなくなってしまって、それぞれ制作期間やお休みに入っているとは思うんですけど……「推しに仕事がないんじゃないか?」と思って不安で、夜も眠れません!(編集部)

■YouTubeの動画は“再生+いいね+コメント”
あくにゃん:仕事は……多分ないというか、減ってるんじゃないですかねぇ。あったとしても、「今日撮影しました」とか、投稿してはいけない雰囲気もあるから、絶対分からないですよね。本当に「アイドルがニートになってるんじゃないか」みたいな感覚に陥るし、心配ではあるんですけど、それでも動画とかInstagramの投稿といったコンテンツが上がるじゃないですか。僕はそれにいつも「いいね」とコメントをするように心がけていて。InstagramやYouTubeなど、「いいね」が多い動画がより回りやすくなったり、誰かのおすすめ欄に表示されやすくなる傾向があるようなので、僕はいつもちゃんと「いいね」しています。

 YouTubeに関しては、多くの人は再生するまでで終わっちゃうんですよね。僕は再生+いいね、さらにコメント、と3つセットでいつもやるようにしています。ここ2、3年は舞台のキャスティングでも、演技がうまいかだけではなく、フォロワー数が多いかどうかも重要になってきていて。まあ言わんとしていることはわかるんですけど、フォロワーが10万人いたからって客席が埋まる保証はないのに、それでも人ってそこに救いを求める。さらに最近はフォロワー数だけではなくて、いいね数とか、動画もチャンネル登録者数だけではなくて、再生数も見るようにガッと変わってきている風潮があるから、推しのために家でもできることって言ったら、それが一番手っ取り早いかな、と。無料でできるし。意外と軽視している人もいると思うから、改めて重要だって伝えたいと思います。

ーーなるほど。それ以外に何かできることはありますか。

あくにゃん:韓国の場合、日本とちょっと違って音楽番組の順位がCDの売り上げだけでは決まらない、独特な方式をとっています。例えば音楽番組の無料観覧ができるので、そこに並んだ人数とか、あとWEBからの視聴者投票の数も。番組によって集計における視聴者投票とCD売り上げの割合は違うんですけど、投票も重要です。番組によっては、日本から投票できるものがあるので、優しいファンが拡散してくれるんですよ。そういう時はちゃんと毎回投票して、ちょっとでも順位が上がるようにしています。CD売り上げ以外の部分を頑張ると、1位を取りそうなグループを抜けることもあるので、ファンが現場に駆けつけるんですよね。今はコロナの影響でないですが、テレビ局の外に一列に並ばされて、その時に自分の推しグループの列が長いとちょっと誇らしくなるから、行っていました。

■雑誌の返信ハガキは超重要!
ーー日本ではどうでしょう?

あくにゃん:日本で言うと、若干の課金というか有料にはなるんですけど、重要だなと思っているのが、雑誌の返信ハガキ。実際ファンがものすごく多くなくても、ハガキを送ってくるファンが多くて、そのモデルはずっと起用され続けたという話も聞いたことがあって。フォロワー数とかもありますけど、実際に雑誌を買って返信ハガキを送る人がどれだけいるかもまだ見られているようです。それは今、活動お休み中の期間でも書けるので、いいんじゃないかなと思います。編集部の人が直接見ないで、第三者機関が数値で送っている場合もあると聞いたことがあるので、熱いことを書くというよりは、とりあえず名前を書いている人数が多いところを見せつけるのが大事なのかも。ジャニーズJr.の場合、「Jr.大賞」という年に1回雑誌で開かれる投票形式の企画があって、ファンの熱量が高いと、普段あまり露出が多くないメンバーが上位に入ることもあるんですよ。その子が、毎回投票してくれるファンがいるからJr.をやめないでいる、と言っていたので、ハガキってかなり重要だなと思って。切手を貼らなくても送れるものもあるから、結構送ってます。

 ちなみに僕も、自分が雑誌に出た時とかに、自分で書いて送るんですよ。そうすると、自分のチェキが当たることがあって(笑)。送ってみると、意外とプレゼントが当たることもあるからオススメです。僕のことを応援してくださってる方が、大学卒業の時にアルバムを作ってくださって。今まで当たったチェキのコピーが貼ってあるページがあって、30枚くらい持っていたんです。限られた人が取り合っているような感じだと思うので、そこに参入すると意外と当たる。しかも推し的にも嬉しいし、編集部の人も「また呼ぼう」ってなるから、いいことしかないんじゃないかな。

ーーアイドルの中にはSNSでのエゴサーチは絶対しないという人もいますが、雑誌の意見だったら、ダイレクトに届きやすいかもれませんね。

あくにゃん:あと、「こういう企画をしてほしい」って書ける雑誌もあるから、そうするとファンが求めてるものが分かるし、いいんじゃないかな。だって、どう考えても推しのことはファンの方がわかってるじゃないですか。やっぱり参考にしますか? 僕の知り合いの編集部の人は、企画が当たったかどうか、SNS上で跳ねてるかとかエゴサしてますけど。

ーーそうですね。この企画当たったなとか、この切り口がファンの人は好きなんだな、と常に試行錯誤しています。Twitterのリプライで意見をもらう場合もありますし、メールとかで感想が来ると「やって良かったな」とすごく感じます。

あくにゃん:逆に反応がないと「熱量低いのかな?」と思っちゃいますよね。ハガキが無いWebメディアに対しても、今はリプライとかもできますからね。あと、今の時期は推しに会えないから手紙を書くという人もいるのかな。僕は推しから手紙の感想を聞きたいタイプなので、2日連続で公演に入る時の1日目に渡すんですけど。

ーー手紙も一つですね。ちなみに、これまでプレゼントした中で喜ばれたものは何でしたか?

あくにゃん:イヤホンが一番反応が良かったかもしれません。自分では買わないくらいの高価なイヤホン。空港までお見送りに行った時に「使ってるよー」みたいに見せてくれて、「推しの体内に流れる音楽は俺のイヤホンからだ!」という気持ちになって、湧きましたね! ヲタクにもちょっとリッチなものをプレゼントする人と、日用品をプレゼントするのが好きな人に分かれます。今だとトイレットペーパーとかティッシュ、マスクを送る人もいて。今まで入浴剤やフェイスマスクシートを送ってた人が、今はコロナ対策でマスクをあげているみたいです。

ーーマスクはうれしいですね。

あくにゃん:布マスクが2枚配布されるのも、世間的にはあまり評判が良くない部分もありますが、「推しとおそろのマスク」って喜んでる人がいて(笑)。夏場だと汗をかくので、汗拭きシートとかを送りたいですけど、アイドルが「あれ、俺って臭いのかな?」と気にしちゃうから、匂いを打ち消す系じゃないものが良いかなと思います(笑)。冷えピタとか、あくまでも冷たさに特化したもの。あと、アイマスクはすぐいっぱいになっちゃうので、パックや入浴剤は当たり障りないし、すごくいいんじゃないかなと思います。

■今回の結論
お家でもできることは、「いいね」やコメントで推しのSNSに反応することですね! そして、時間がある人は、ぜひ雑誌の返信ハガキを書いてみてください。推しの出番や企画が増える可能性もありますし、熱量のあるファンがいることを見せるいい機会かなと思います。(リアルサウンド編集部)

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