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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

『ドクター・ホフマンのサナトリウム~カフカ第4の長編~』チラシ

大島幸久 このお芝居がよかった! myマンスリー・ベスト

11月のベストは『ドクター・ホフマンのサナトリウム』、 “トラジャン” に圧倒された『虎者ーNINJAPANー』はタッキーに “演出特別賞”!

毎月連載

第13回

19/11/30(土)

①『ドクター・ホフマンのサナトリウム~カフカ第4の長編~』 KAAT 神奈川芸術劇場 ホール(11/14)
② NODA・MAP『Q 』: A Night At The Kabuki 東京芸術劇場 プレイハウス (11/10)
③ 舞台『カリギュラ』新国立劇場 中劇場(11/9)
④ ミュージカル『ファントム』TBS赤坂ACTシアター(11/12)
⑤ トム・プロジェクト プロデュース『風を打つ』 俳優座劇場(11/12)

*日付は観劇日。11/1〜30 までに観た31公演から選出。

『ドクター・ホフマンのサナトリウム~カフカ第4の長編~』より、左から瀬戸康史 多部未華子 撮影:引地信彦

ケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出『ドクター・ホフマンのサナトリウム』にはケラのきらめく才能に魔術によって頭がクラクラ、迷宮に迷い込んだ心地良い陶酔感に襲われた。フランツ・カフカの長編小説が発見されたという虚構が奇抜。その物語世界が再現されて演じられ、物語は時代を遡り、元に戻り、現代からカフカの脳内を覗くように描かれる三重、四重構造。それに個性派俳優を大集合させたものだ。麻実れいは少女、母、祖母の三代を演じ分け、渡辺いっけいは狂言回しといった役回りで見つかった手記に振り回される。大倉孝二、緒川たまきらがしっかりと自分の個性を見せつけた。主人公の多部未華子、瀬戸康史は彼らの中に埋没することなく清新な演技。それらを操ったケラの抜群の演出力。眩暈はしばらく尾を引いた...

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