Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

年末年始特別企画 第42回

水先案内人 のむみちが選んだ2019年のベストムービー

 

① 『どろ犬』(国立映画アーカイブ「逝ける映画人を偲んで2017-2018」6/29~9/1で上映)

         
 
 

② 『旅はお色気』(角川シネマ有楽町「市川雷蔵祭」8/23〜9/26で上映。)

         
 
 

③ 『ヤスミン・アフマド特集』(シアター・イメージフォーラム「没後10周年記念 伝説の監督 ヤスミン・アフマド特集」7/20〜終了未定で上映)

         
 

やれ「名画座かんぺ」だの「名画座手帳」だのと因果なモノを始めてしまったばっかりに、皮肉にも年々映画館で映画を観る本数は減るばかりのこの数年。そんな自分にとって、「今年のベスト」を訊かれることは毎年恐怖でしかないし、まず辞退するところなのだが、この度求められたのは、「今年自分が本コーナーで取り上げた中でのベスト3」。これは逃げられまい。以下。

『どろ犬』はわが愛しの大木実の埋もれた東映主演作が観られた喜び。本作にしても監督の佐伯孚治にしても、追悼という形で再発見されたのはせつないが、国立映画アーカイブの恒例の本特集の意義について改めて考えさせられた。また本アプリにて小西康陽さんが本作の上映日のことを活写してくださり、わが名画座人生の青春(秋?)の1ページとなったことも大きい。

『旅はお色気』は、作品自体は他愛のない時代劇コメディであるものの、自分がお手伝いをしている角川主催の大映名作映画発掘上映会(通称KCD)にて発掘された作品で、カメオ出演の雷蔵が出た瞬間のあの場内のどよめきと興奮が忘れられず。そんな本作が、さらに角川が手を尽くして作った特別秘蔵映像と共に雷蔵祭で上映され、雷蔵ファンの方々に喜んでもらえたことが本当に嬉しかった。

『ヤスミン・アフマド監督特集』は、今年もヤスミンのスピリットに触れられたことがただただ嬉しくて。

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む