Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

『エール』“ミュージックティーチャー”の理由が明らかに 裕一に影響を受ける音の大切な人々

リアルサウンド

20/4/30(木) 12:10

 裕一(窪田正孝)の音(二階堂ふみ)へのプロポーズ、接吻と急転直下の展開が続いた『エール』(NHK総合)第23話。2人の幸せとは裏腹の滑稽なBGM、コントのような雰囲気は、頼りなく剽軽な三郎(唐沢寿明)と馬の合わない光子(薬師丸ひろ子)が醸し出す不協和音だろうか。これがやがて綺麗なメロディーになっていくといいのだが。第24話では、三郎が福島へと帰り、裕一は音の大事な人たちと触れ合っていく。

参考:窪田正孝の真価はきめ細やかなリアクションにあり コメディ色の強い『エール』で際立つ演技力

 その1人目が、音の“ミュージックティーチャー”である御手洗(古川雄大)。迫る音との演奏会に向けて裕一は、彼のもとでファンタスティックなタイムを過ごしていた。三郎が大きないびきをかいているのを久々に聞いた裕一が冗談ながらに作曲した「いびき」に、御手洗は「最っ高!」とプログラムに入れることを提案する。また、裕一の何気ない一言から、御手洗が「先生」と呼ばれることを頑なに拒む理由が明らかになる。

 その見た目や素振りから、学校の先生に「男なら男らしくしろ」と暴力にあってきたという御手洗。幸い両親の了解もあり音楽を学ぶためドイツに留学に行った彼は、今度は東洋人だと差別を受けた。けれど、結果を出せば誰もが認めてくれる。「私は恵まれてた方。みんな隠して生きてるの。『先生』って言葉が嫌いなのは、昔のつらい記憶を思い出しちゃうから」と御手洗は話すのだ。ドイツ留学を志す裕一にとって、御手洗は人生の先輩。彼の言葉が裕一にとって指針となる言葉であり、御手洗にとっても裕一が嫌な過去の思い出を話せるほどに、信頼できる人物であることが分かる。

 そして2人目が、音の妹の梅(森七菜)。演奏会で歌唱する詩が書けない音は、小説家を夢見る梅に作詞を託していた。一人机で悩む梅。そこに不法侵入とばかりに裕一が入ってくる。姉たちからは期待されている反面、なかなか結果に結びつかない梅は、裕一に作曲の方法を聞く。

 「バーンって曲が降ってくる感じ」という天才ならではのベタな回答は、梅の参考にはならない。ライバルはすでに懸賞小説で入選する一方で、梅は小説を一度も最後まで書けたことがなく、「面白くない。ありきたりな感じ」と諦めムード。そんな梅に、裕一は失恋から音楽を諦めたことがあったと明かし、何かのきっかけや繋がりが思わぬ方向に転ぶこともあると「外に目向けてみっといいかも」とアドバイスを送るのだ。晴れやかな表情の梅は「しっかりしとるね。安心した」と未来のお義兄さんに一言。裕一のその優しい人柄が、御手洗に梅と、音の周りの人々を認めさせていく。

 音は安隆(光石研)の墓前に結婚の挨拶を済ませ、光子との「幸せになる」という固い約束を交わした折に、福島の三郎から「バンジヨシ スグカエレ チチ」の電報が。数々のやっちまった事件を起こしてきた三郎が、すぐに権藤家を納得させられるとは到底思えず。その真相は果たして。(渡辺彰浩)

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む