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『月とオオカミちゃん』出演で話題! Hina擁するFAKYメンバーに聞く“リアルな恋愛観”

リアルサウンド

20/3/30(月) 6:00

 様々なジャンルの若手アーティスト/タレントの登竜門となった、Abema TVの人気恋愛リアリティーショー『オオカミちゃん』シリーズ。そんな中、1月5日から放送がスタートした『月とオオカミちゃんには騙されない』に出演し、話題を集めたひとりの女性がいた。彼女の名前は、Hina。次世代ガールズ・ユニオンFAKYのメンバーだ。

【MV】FAKY / half-moon

 そしてHinaの番組出演により、FAKYへの注目度も高まっている。朝の情報番組『スッキリ』へ出演した際には、Twitterのトレンド5位にランクイン。2013年から地道にコツコツと活動してきた実力派の彼女たちが、ようやく世間に見つかり始めた。

 FAKYの魅力は圧倒的なパフォーマンス力だ。次の時代を切り開いていくガールズパワーをテーマとし、自分らしく輝くかっこいい女性像を鮮烈に表現している。そんな彼女たちだが、ひとたびステージを降りてしまえば普通の女の子。今回のインタビューでは“恋愛”をテーマとして、なかなか見ることのできない素の5人に迫った。(坂井彩花)

(Hinaは)「恋愛スイッチが入ると、ちゃんと女の子の顔をしてた」

FAKY(Mikako、Taki、Akina 、Hina、Lil’ Fang)

――いよいよ『月とオオカミちゃんには騙されない』(以下、『月とオオカミちゃん』)が終了しましたね。Hinaさん、お疲れ様でした。

Hina:ありがとうございます。

――放送中は、メンバーに進捗報告とかされていたんですか。

Hina:本当に何も教えてないよね。

Lil’Fang:みんなで予想して、「どうなるのか知りたーい!」ってお願いしてました(笑)。

――みなさんも『月とオオカミちゃん』をご覧になっていたとのことですが、Hinaさんの意外な一面が垣間見えたりしました?

Lil’Fang:全部、意外でしたよ(笑)。

Hina:本当に?

Lil’Fang:普段のところは変わらないよ。服を作ったり、話を聞いたりしているときは。でも、恋愛スイッチが入ってるときは、ちゃんと女の子の顔をしてた。恋する女の子はみんなそういう表情をすると思うんだけど、それを見られることってないからさ。

――感情移入してしまう出演者はいましたか。

Lil’Fang:みんなと自分を重ねてしまうな……。

Hina:番組に出ていた私ですらみんなの気持ちになっちゃう。

Akina:私とTakiにとっては、すごく新鮮だったよ。アメリカとは恋愛の仕方が全然違うんだもん。

Lil’Fang:Akinaは、すごくもどかしいって言ってたよね。進んでいくのが遅い、もっとガッと行ったらいいのにって(笑)。

Akina:話しかける時に、「話していいですか」って聞くのに驚いた。行けばいいじゃん!

Taki:新しい感じするよね。

Akina:育った環境が違うんだなと思いました(笑)。

――Mikakoさんは、いかがですか。

Mikako:自分が恋愛体質じゃないので、「こういう恋愛の仕方があるんだ」と新たな発見でしたね。あとはひたすら、みんなに幸せになって欲しいな。いい恋愛をして欲しいなって。

Lil’Fang:『月とオオカミちゃん』が始まる前、短い期間で恋愛するのは難しいよねって、Mikakoとずっと話してました。だけど実際は、みんな真っ直ぐに恋愛してるから……。時間じゃないんだなぁ、と。

Mikako:勉強になりますね(笑)。

(「half-moon」は)「特定の誰かや何かにフォーカスしてない」

――先日デジタルリリースされた「half-moon」は、どのように制作を進めたんですか。

Hina:実は特定の誰かの名前を出した話って、Lil‘にひとつもしてないんです。「こんなことがあって、こう思った」っていう大きな枠組みのことばかり。誰かに対しての思いというよりかは、この経験をしたからこそ得た感情や『月とオオカミちゃん』に出演している自分と家に帰ってからの自分のギャップなどを伝えました。

Lil’Fang:そうやってHinaが話してくれたメモだけを頼りに、「こういう気持ちなんだろうな」って想像しながら歌詞を書き進めて。あとは、その気持ちをFAKYで表現したら、こんな感じかなって調整しました。でも、なかなか上手くいかなかったんですよ。綺麗にまとまりすぎちゃって。なので、番組を観て書き直したのが、今の「half-moon」なんです。だから、特定の誰かや何かにフォーカスしてないんです。もちろん、テーマに恋愛は含まれているんですけど、解釈の幅は広くとっているというか。翔大郎(岡田翔大郎)の歌かもしれないし、ルーク(岸本ルーク)の歌かもしれない。なんなら、そたりこカップル(曽田陵介・莉子)にも当てはまるように書いたつもりです。

 Hina目当てで見始めた『月とオオカミちゃん』ですけど、初回を見たら出演者のみなさんに幸せを掴んで欲しいなって思ったんですよ。番組のなかで、楽しみながら真摯に恋愛しようとしてるのが伝わってきたので。

――なるほど。誰しも二面性を抱えているけれども、自分を信じて進んでいこうというメッセージが強いわけですね。Hinaさんの思いを代弁しているというよりも、ラブソングかつ応援ソングというか。

Lil’Fang:それは、ありますね。

――〈運命なら I know it〉という歌詞は、Core君が中間告白で言った「全部知ってる、俺は」なんじゃないかなんて憶測もSNSでは飛んでました。

Hina:私も見ました!  歌詞を深読みして「Hinaがオオカミなんじゃないか」と推測している方もいて、すごく新鮮でしたね。「half-moon」というタイトルはアナグラムになっているのではないかと推理している方もいて、びっくり(笑)。

――『月とオオカミちゃん』は恋愛リアリティーショーなので、ぜひみなさんの恋愛観についてもお伺いできればと思います。Hinaさんは、普段から番組通りですか?。

Hina:あんな感じです。『月とオオカミちゃん』は素が出てますね。

Taki:『月とオオカミちゃん』を見てると、お姉さんっぽさが出てる。

Hina:出演者のなかで最年長だからね。実生活でも4兄弟の一番上だし、恋愛においても面倒見がよくなっちゃうかも……。ダメな男の人を好きになりがちで(笑)。

Lil’Fang:私とHinaは、たぶん仲良くなれる(笑)。大変よね、ダメな人を狙ってるわけじゃないのに……。

Hina:気づいたらそうなってるんだよなあ。

――そんなLil‘さんは、恋するとどうなるんですか。

Akina:穏やかになるよね。

Lil’Fang:まじ!?

Mikako:いやいやいや。Lil‘は好きになったら、その人しか見えなくなっちゃうタイプです。本当に女の子なので、誰よりも。

Akina:ギャップがすごいよね。

Lil’Fang:私、遊んでそうに見えるじゃないですか。だけど実は、本当に一途なんですよ。毎日、料理を作って帰りを待ってるタイプ(笑)。

Mikako:「大丈夫かな……」ってレベルで尽くすよね。

Lil’Fang:ギャップって、モテる要素なはずなんだけどな……全然モテない(笑)。気づいたら恋人を通り越して母のような立ち位置になってますし。

――いい女すぎるんですね。でも、Lil’さんに共感する子は、すごく多そう。

Hina:たしかに。よく会う気がします。同じ悩みを抱えている子に。

「自分の好きよりも、倍で愛してくれる人が好き」

――Lil’さんを分析したMikakoさんは、どうでしょう。

Mikako:恋愛体質じゃないので、なかなか人を好きにならないんですよね。恋人ができても大事な軸は自分にあるから、いい意味で振り回されないかも。もちろん、好きになった相手のことは大事にしますよ。

――追いかけられることのほうが多そうですよね。

Mikako:私からは行かないかな。自分の好きよりも、倍で愛してくれる人が好きなので。白黒がハッキリしてるんですよね。だから、自分が相手を好きだって気づくと嬉しくて「好き」って伝えちゃう!

――Akinaさんは、どうでしょう。

Lil’Fang:人を好きになるの、めっちゃ早いですよ!

Akina:でも、惚れこむのとは、また別なんだよね。

Lil’Fang:Akinaは好きな人がいっぱいいるんです。「この人は、ここがかっこいい」ってバーッて言うけど、「結局誰が好きなの?」って聞くと「うーん」って。

――相手の魅力に気づくのが上手いんですね。

Lil’Fang:本当にそう思います。コミュ力高いもん!

Akina:でも、本当に親しくなるまでは、あんまり素は見せないよ(笑)。あと、ちょっとだけでいいから引っ張ってくれる人が好きかも。兄弟のなかで末っ子だから、その方が安心するな。

Lil’Fang:そういう面でいうと、Takiは恋人のことをリードしそうだよね。私生活でお姉さんじゃん。

Taki:えー、やだ。(相手と)イコールな感じが好きだし、けっこうギューギューにしたいタイプだよ(笑)。

(One Directionは)「恋がしたかった時期に聴いていた曲」

――多種多様な恋愛観ですね。ちなみにFAKYのみなさんは、「恋をしてると、これ聴いちゃう!」っていう曲ってありますか。

Taki:オースティン・マホーンの「All I Ever Need」!

――即答ですね。

Taki:もともとオースティン・マホーンが好きっていうのもあるんですけど、メロディや言葉がすごく入ってくる。歌詞も共感するし。サビの〈You’re all ever need〉は、キュンキュンします。

Akina:私はOne Directionの「You & I」。恋がしたかった時期に聴いていた曲なので、恋愛の曲ってなるとOne Directionになっちゃう。PVも最高なんだよね……。

――好きな歌詞はありますか。

Akina:サビかな。〈Not even the Gods above Can separate the two of us〉(神様は決して僕たちを引き裂けない)の部分が、本当に素敵。

――Mikakoさんは、いかがですか。

Mikako:大塚愛さんの「恋愛写真」です。初恋相手の子と一緒に観に行った映画の主題歌がその曲で。中学1年生の頃なんですけど、本当に思い入れが強いですね。ここが特に好きというよりも、曲の全部が思い出。大切にしたい気持ちが詰まってます。

Lil’Fang:私はHYの「366日」かな。中学2年生の時に付きあって、結局ハタチまで好きだった人がいたんですけど、その人のテーマソングなんです。前略プロフって覚えてる?

Hina:懐かしい!

Lil’Fang:ぶっきらぼうなやつなのに、前略プロフに「366日」の歌詞を書いてたんですよ。〈それでもいい それでもいいと思える恋だった〉って。あれを見た日から、ずっと思い出ソングですね。本当に涙が出ましたもん。

――HYは、みんな1曲ずつくらい思い出ソングありますよね。Hinaさんは、いかがですか。

Hina:MINMIさんがSHINGO★西成さんとフィーチャリングした「スマホ」って曲があるんですけど…。

Lil’Fang:いいね! サグいとこ攻めてきますね。

Hina:昔、遠距離恋愛していた時、相手から「これ聴いてみ」って送られてきた曲なんですよ。そろそろヤバイかなって思ってるときに、そんなことするものだから……。

――ワールドワイドなグループだと、いろんなチョイスが並んで楽しいですね。

Hina:でも結局は、気になってる人の好きな曲を聴いちゃいがちじゃない?

Lil’Fang:それな!

Hina:SNSで「この曲が好き」って載せてたり、LINEのBGMに設定してたりすると聴いちゃう(笑)。

Lil’Fang:どんなの聴いてんのって気になるよね(笑)。好きな人に当てはめたテーマソングを探すのも好き。「この人だったら、この曲!」って。

全員:あー!

Hina:わかる。

Taki:これが1番正解でした(笑)。

2020年は私たちにとって勝負の年

――恋バナをもっと掘り下げたい気持ちもあるのですが、FAKYの今後についてもお話を聞かせてください。5月31日には、ワンマンライブも控えてますよね。

Lil’Fang:そうなんですよ。約1年半ぶりのワンマンになります。前回はAnnaの卒業とHina・Takiの加入が同時に行われたので、どちらに気持ちをフォーカスしたらいいかわからなくて。過去一、私のなかでは難しいライブでした。

Mikako:わかる。

Akina:私も前回のワンマンは、どっちに集中したらいいかわからなかった。だからこそ今回は、この5人だからできるものを作りあげたい。ファンの方に、まだ見ぬ私たちを魅せられるのも楽しみです。

Lil’Fang:1年半前は、自分の全部を出し切れたかっていうとそうじゃなかったし、FAKYの魅力も伝えきれなかったような気がしていて。今回は、そのリベンジというか。この5人で走ってきて、ようやく形になってきた気がしてるんです。言わなくてもわかることがだんだん増えてきた今、ワンマンライブができることが本当に嬉しい。それと同時に、しっかりしたものを見せなければいけないし、見せたいっていう責任感もすごく大きいですね。

――Takiさんは、新制FAKYとして加入した側ですよね。メンバーとして初のワンマンライブですが、今の心境はいかがですか。

Taki:普段は全く緊張しないのに、すごく緊張してます。着替えで何か身につけ忘れちゃいそうだし、どこかでダンスを間違えちゃう気もする。あの時は入ったばかりだから大目に見てもらえていたことも、もう通用しないので。FAKYのメンバーとしてのプレッシャーがいい意味であって、ちょっとだけナーバスですね。

――ワンマンライブがFAKYの新たな魅力をさらに伝えるきっかけになりそうで楽しみです。みなさんの目指すものが揃っているように感じたのですが、日ごろから考えの共有などをされているんですか。

Lil’Fang:特別話し合ったりはしていません。一緒にいる時間を過ごすなかで絆を育んできたからこそ、ぶれずにやってこれたのかなって。Hinaが『月とオオカミちゃん』で忙しくなっても、リハの時間を減らすわけでもなく……。彼女の頑張る姿を見て、私たちも「もっと頑張ろう」と思い、やってきました。日常のなかでお互いを大切に思えていれば、話し合いをする必要はないんだなって。

――では、最後に意気込みをいただけますか。

Hina:『月とオオカミちゃん』の出演により、自分が想像していた以上の方に知ってもらうことができました。番組では日常的な私をお見せしたので、次は「普通の女の子がFAKYになるとこんなカッコイイんだ」って思ってもらいたい。今回出会ってくださった方を、ひとりも離さないようにします。もちろん、今まで好きでいてくださった方に、ずっとFAKYを好きでいてくれるようにも頑張りたい。常に想像を超えていきたいですね。2020年は私たちにとって勝負の年になるので、期待していてください。

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