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ラッパーたちが目指す理想郷とは、現代アメリカ捉えたドキュメンタリー2作が同時公開

ナタリー

「ユートピア / ディストピア 2選『クレストーン』+『ヴィクトリア』」ポスタービジュアル

現代のアメリカを捉えたドキュメンタリー「クレストーン」「ヴィクトリア」の2作が、7月17日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。

2020年5月に大阪・第七藝術劇場の「フォーカス:サニーフィルム 現代アメリカの姿 <Vol.1> ユートピア/ディストピア」と題した特集上映で日本初上映された両作。このたび限定上映の盛況を受け「ユートピア / ディストピア 2選『クレストーン』+『ヴィクトリア』」というコンピレーション企画として全国公開が決まった。

「クレストーン」の舞台はスピリチュアリストたちの聖地となっているアメリカ中西部コロラド州のクレストーンだ。この地に移住し大麻を栽培しながら音楽を発信しているSoundCloudラッパーたち。本作は彼らの高校時代の同級生で映画作家マーニー・エレン・ハーツラーが、“世界の終わり”をテーマにした映画作りを持ちかけたことから生まれた。持続可能なユートピア作りを目指すラッパーたちのコミューンに山火事が近付き、理想郷は次第に綻び始める。アニマル・コレクティブが音楽を担当した。

2020年の第70回ベルリン国際映画祭フォーラム部門でカリガリ賞を受賞した「ヴィクトリア」は、人生をやり直すためカリフォルニアシティに移り住んだ青年ラシェイ・T・ウォーレンを軸にした作品。ロサンゼルスから車で約2時間ほど内陸に移動した場所にある同地は、ある富豪が1960年代に砂漠の中の理想郷として都市計画を進めた場所だ。現在はゴーストタウンと化しているカリフォルニアシティの荒野に希望を見出したラシェイの姿が捉えられる。ベルギー出身のイザベル・トレネール、ソフィー・ベノート、リザベス・デ・ケウラールが共同監督を務めた。

デザイナー / イラストレーターのMA1LLが手がけたポスタービジュアルも解禁。「始まりの地 終わりの地、砂漠。」とコピーが添えられた。

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