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風間俊介演じる桑原の発砲の真実は? 『監察医 朝顔』第5話は前半戦の大きな転換点に

リアルサウンド

20/12/1(火) 6:00

 上野樹里が主演を務める『監察医 朝顔』シーズン2(フジテレビ系)が、11月30日に第5話を迎えた。

 2クール続くシーズン2において、第5話は前半の大きな転換点となる回となった。

 まずは物語のラストに急展開を見せた桑原(風間俊介)の発砲だ。事の発端は、第4話にて聖奈(中村里帆)からの「会いたい」というメッセージに、桑原が「明日なら会える」と返信するところから始まる。後ろめたい表情を浮かべながらも桑原は、聖奈とカフェで待ち合わせ。次回予告によれば、交際相手の件で桑原は聖奈の相談に乗っていた。その後、聖奈からの着信を経て、降りしきる雨の中「田村さんどこですか?」と聖奈を捜すラストシーンへ。ずぶ濡れの聖奈に、桑原は「その銃を捨てなさい。銃を捨てろ!」と叫び発砲。聖奈はその場に倒れ込み、次回、遺体となって見つかることとなる。

 すでに予告にて明らかになっているように、聖奈の背後には交際相手の男性がいた。桑原はその男に向け発砲。しかし、弾丸は彼女の頭に向けて飛んでいった……かもしれないというところだ。それらの真相は、第6話で突き止められていくことになるだろう。(聖奈からの)着信に出ず、思い詰めた表情の桑原に気づき、「気をつけてな。いろいろと」と助言をしていた平(時任三郎)がきっと彼の気持ちにそっと寄り添ってくれるはず。

 驚愕の展開を見せる事件の裏で、ゆっくりと動き出していた母・里子(石田ひかり)の物語も大きな進展を迎えていた。そっと仏壇に閉まってある歯は、以前、里子の手袋が見つかった場所で浩之(柄本明)が見つけた生きた証。その歯を浩之は里子のものであると信じていた。いや、思い込もうとしていた、の方が正しいかもしれない。

「調べたくないんだ。もうこれでおしまいにしたい。俺が死ぬまで調べるのを待ってくれないか。頼む」

 浩之は朝顔(上野樹里)にいつまでも頭を下げる。震災から9年。平は迫る定年を前に辞職願を出し、仙ノ浦への移住を決めている。それぞれの心にある里子という存在。今もなお捜し続けるのは、娘/妻/母のため、その存在を忘れまいとする自分のため。捜し続けるのを是とする考えもあるが、朝顔が話すように里子本人にしてみれば、残されたものには楽しく笑って過ごしていてほしいのかもしれない。幾度も2人で里子を捜し続けた平が、浩之とどんな会話を交わすのか。これからの行く先はきっとそこにある。

 ほかにも、第5話では里子に世話になっていたという美幸(大竹しのぶ)が新登場した。殺人事件の容疑者となった桑原。その影響から解剖を外される朝顔。家族に再び平穏な日常は戻ってくるのか。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
『監察医 朝顔』
フジテレビ系にて、毎週月曜21:00〜放送
(2020年秋・2021年冬2クール連続)
出演:上野樹里、時任三郎、風間俊介、志田未来、中尾明慶、森本慎太郎(SixTONES)、藤原季節、斉藤陽一郎、坂ノ上茜、田川隼嗣、宮本茉由、辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜)、加藤柚凪、戸次重幸、平岩紙、三宅弘城、杉本哲太、板尾創路、山口智子、柄本明ほか
原作:『監察医 朝顔』(実業之日本社)
脚本:根本ノンジ
プロデュース:金城綾香
演出:平野眞、阿部雅和
制作:フジテレビ
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/asagao2/

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