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坂上忍の動物愛込めた映画公開、斉藤和義が驚き「いつもの悪い感じと違う」

ナタリー

「リクはよわくない」公開記念舞台挨拶にて、左から斉藤和義、くっきー!、坂上忍、森久保祥太郎、浅野真澄。

アニメーション映画「リクはよわくない」の公開記念舞台挨拶が本日10月3日に東京・TOHOシネマズ 日本橋で行われ、坂上忍、くっきー!(野性爆弾)、森久保祥太郎、浅野真澄、斉藤和義が登壇した。

原作は坂上が愛犬リクとの日々をテーマに物語を書き下ろし、くっきー!がイラストを手がけた同名絵本。5歳の“ぼく”とイタリアングレーハウンドの子犬リクの何気ない日常を通して、命の大切さが描かれる。映画では森久保がフレンチブルドックのマルちゃん、浅野がリクに声を当てたほか、森川智之、杉田智和、花江夏樹、松本梨香らも出演。斉藤が主題歌「朝焼け」を制作した。

坂上は「動物かわいいねっていうだけでは決してない映画です。命を預かるのはこんなに大変で、こんな責任を持たないといけないんだ、というところもしっかり描いているので、ぜひとも親子で観ていただけるとありがたいです」と語る。自分のデザインしたキャラクターがアニメーションになったことについて、くっきー!は「魔法だわっと思っています。家で本当に言いました。ま・ほ・う・だ・わって(笑)。5文字」と独特の表現で歓喜した。

森久保は、犬の兄弟を演じた杉田や花江とのアフレコ秘話を披露。「くっきー!さんの絵がかわいらしいので、キャラクターに寄せたワンちゃん声か、見た目に反してヒューマンな感じの声で行くかみんな悩んでいて。先に収録していた森川さんの声を聞いたら、かわいい声だったから、よしそっちにしようとその場で決まりました」と明かす。浅野は「絵本の言葉遣いにこだわりを感じました。『飼う』ではなく『一緒に暮らす』、『餌をやる』ではなく「ごはんをあげる』という言葉が選ばれていて、動物がどういう存在なのかよく感じられる絵本だなと思いました」と感想を述べ、坂上を笑顔にさせた。

斉藤は、面識がなかった坂上からのオファーについて「驚きました」と打ち明ける。そして「絵本を読ませてもらったんですが、いつも見ている悪い感じと全然違っていて……」と率直に切り出すと、坂上は「ちょっと! 待って待って!」と制止。斉藤は「こんなに優しい物語を作る人なんだと知って、そのギャップにやられました」と続けて坂上を苦笑させた。オファーに関して坂上は「斉藤さんが手がけた『ちびまる子ちゃん』のエンディングを聴いて、斉藤さんだったら映画の内容を汲み取ってくださるんじゃないかなと思って、駄目元でオファーしたらめちゃめちゃ早くOKのお返事をいただきました」と当時の喜びを振り返った。

「リクはよわくない」は全国で上映中。

(c)坂上忍/くっきー!/インプレス/MMDGP/リクはよわくない製作委員会

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