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乃木坂46 遠藤さくら、『non-no』専属モデルに選ばれた表現力 デビューから現在までの成長を辿る

リアルサウンド

20/5/17(日) 6:00

 乃木坂46の遠藤さくらが、ファッション誌『non-no』の専属モデルに選ばれた。

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 齋藤飛鳥と並ぶ小顔とスレンダーな体型が武器の遠藤は、『東京ガールズコレクション 2020 SPRING/SUMMER』でランウェイデビューを果たし、『non-no』以外にも『an・an』『JJ』『CanCam』『ar』『ViVi』など数々のファッション誌に登場している。『non-no』の花輪編集長は、「笑顔からアンニュイな表情まで、18歳とは思えない表現力の幅の広さに目を奪われてきました」と新時代のノンノモデルとして遠藤を熱望していたようだ。

 乃木坂46に加入し、約1年半が経過した遠藤。4期生のエースとして、グループの顔の一人として活躍する彼女のこれまでの道は決して平坦なものではなかった。

 「自分を変えたい」ーー遠藤が坂道合同オーディションを応募した理由であり、舞台『3人のプリンシパル』で叫び続けた言葉。ダンス経験もなく、引っ込み思案で、目立たない学生生活を送っていた遠藤は、自分が置かれたセンターという境遇に複雑な思いを抱えていた。日本武道館で開催された『乃木坂46 4期生お見立て会』で遠藤が真ん中に立ったのは、複雑な振り付けかつ高速ダンスで知られる「インフルエンサー」。お見立て会に向け、遠藤は通常のレッスンに加え、自主的にダンスを研究するようになり、そこから自分がダンスが好きだということに気づいていったという。

 2019年7月、遠藤にとって大きなターニングポイントとなる出来事が起こる。24thシングル『夜明けまで強がらなくてもいい』のセンター抜擢だ。『B.L.T.2020年2月号』での3期生、4期生対談の中で話されているのは、緊張しているように見られない堂々とした遠藤のパフォーマンス。

「真面目で努力家なんですけど、そういう姿を同期にさえ見せていない部分があって。でも、さくちゃんの場合、裏で努力していることは、表の姿を見るだけで分かるんですよ。本番に仕上げてくるから。なかなか、そこまでできる子っていないと思います」

 先輩で同い年の久保史緒里は、遠藤の姿勢をこう評価する。同時に増えていったのが、テレビ露出。先輩の後ろ盾があるとはいえ、グループを代表してコメントすることは、並大抵のことではない。シングルセンターを経ての成長が見えたのが、同年11月に国立代々木競技場第一体育館で開催された『乃木坂46 3・4期生ライブ』。本編ラスト、遠藤が同会場で単独公演を行うのは、約6年ぶりであることに触れ、「偉大な先輩方に敬意を表して」と「ぐるぐるカーテン」を披露する姿からは、新たな時代を受け継いでいく先頭に遠藤がいることを印象付けた。

 そして、遠藤の出身地・名古屋で開催された『乃木坂46 8th YEAR BIRTHDAY LIVE』では、西野七瀬の偉大なポジションを担い「帰り道は遠回りしたくなる」のセンターに。この曲は、ちょうど1年前、西野の卒業コンサートにて、4期生が先輩らと一緒のパフォーマンスした楽曲でもある。涙ながらに踊るその姿からは、乃木坂46の歴史と受け継がれていく意思、『プリンシパル』から見違えるように変わった遠藤を強く感じさせた。

 遠藤は兼ねてから西野のお墨付きのメンバーであった。『乃木坂46×週刊プレイボーイ 2018』の中で、卒業を目前にした西野は「センターに立つのを見てみたいメンバー」に遠藤が挙げ、彼女のスタイルの良さ、“乃木坂感”があることを語っている。それから時が経ち、「帰り道は遠回りしたくなる」のセンターが遠藤に、さらに西野が専属モデルとして所属する『non-no』に遠藤が現役の乃木坂46メンバーとして就任するのは、なんとも運命的な流れだ。

 今春、高校を卒業し、さらに仕事の幅も広がる遠藤。『non-no』の専属モデル就任は、まだまだその序章に過ぎないだろう。(渡辺彰浩)

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