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『トレース~科捜研の男~』第一章完結でいよいよ錦戸亮の過去に迫る? 新木優子との今後にも期待

リアルサウンド

19/2/5(火) 6:00

 錦戸亮が主演を務める『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)が、2月4日に第5話を迎えた。公式の放送タイトルには、“第一章完結”とあり、折り返しの第5話ではついに真野礼二(錦戸亮)の過去に接触するものが現れる。

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 真野の閉ざされた心の扉を開けるのには、沢口ノンナ(新木優子)、虎丸良平(船越英一郎)の2人が大きく関わってくるだろう。第5話で描かれるのは、複雑な親子関係が生んだ悲しい殺人事件。18年間、娘が誘拐されていた家族の気持ちを思い、沢口が「どんな気持ちで過ごしてきたんでしょうか」とつぶやくと真野は目線を下に向ける。「この家族にとって一緒に暮らすことが幸せとは限らない」といった事件の親子鑑定に対する真野のセリフや、沢口の「“礼二”だからお兄さんとかいるんですよね」という何気ない一言から、真野の幼少期に起きた陰惨な事件へと焦点が向かっていく。

 真野の過去の真相と合わせて視聴者を楽しませているのが、真野と沢口の関係性だ。2人は科捜研のバディであり、真野にとって沢口は頼れる後輩。沢口にとっても真野は科捜研における“真実のカケラ”の意味を教えてくれる尊敬する先輩だ。しかし、真野は実力はピカイチだが協調性がなく、科捜研の面々から飲みの席に誘われても断るような男。そんな真野がバディとして沢口に心を許しているのは、端から見れば先輩、後輩を超えた関係性に見えるだろう。

 科捜研の相楽一臣(山崎樹範)や水沢英里(岡崎紗絵)から、「お似合い」だと持て囃される沢口は、否定しながらも段々と真野を意識して見るようになる。第2話にて夕陽をバックに真野から爽やかな笑顔と共に言われる「お前はよくやった」、第4話にて現場でバランスを崩す沢口にさりげなく手を差し伸べる真野と、沢口が真野に惹かれていくシチュエーションは多くあった。そして、第5話では「明日休みだったよな。じゃあ、付き合ってほしい」とだけ真野に言われ、それを沢口はデートの誘いだと勘違い。妹・カンナ(山谷花純)からも持て囃され「全然そんなんじゃないから」と否定する沢口だったが、デート服を妹から借り、待ち合わせ場所でヘアスタイルを気にしている仕草から、すっかり乗り気になっている沢口の心情が見える。

 また、注目は沢口のコーディネートと嬉しそうな笑顔。科捜研に務める沢口は、白衣や臨場服が定番の服装となっている。もちろん、そのほかに普段着も着ているのだが、妹の「デート服とか持ってんの?」というセリフから、ファッションには疎いことを想像させる。演じる新木優子は雑誌『non-no』の専属モデルであり、現在発売中の2019年3月号でも表紙を飾るほどの人物。見事なデート服の着こなしに加え、どこか自信なさげな新人研究員という役柄から、作中において沢口の笑顔は多くはないが、時折見せる飛び切りの笑顔は『non-no』の表紙のように眩しい。以前、放送前の生配信で船越英一郎が新木の笑顔に癒されていると言っていたが、収録現場においてもおっとりとした彼女の雰囲気がいいムードを作っているのだろう。

 第6話より、『トレース』は新章に突入。25年前、真野の家族が殺された『武蔵野一家殺人事件』に迫っていく。「君のお兄さんのことだ」と真野に電話をしてきたのは誰なのか。過去の回で怪しげに登場した壇浩輝(千原ジュニア)の存在とは。そして、真野と沢口の関係性が“臨場デート”から次に発展していくのかも、静かに見守っていきたい。 (文=渡辺彰浩)

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