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SEVENTEEN、ドキュメンタリー「HIT THE ROAD」に映るグループとしての“日常” 13人のチームワークやメンバーの思いも

リアルサウンド

20/6/1(月) 6:00

 5月30日に日本デビュー2周年を迎えたSEVENTEEN。彼らの活動を追ったドキュメンタリーシリーズ「SEVENTEEN : HIT THE ROAD」がYouTubeで公開中だ。今回はこの「SEVENTEEN : HIT THE ROAD」を取り上げて、SEVENTEENの人気の理由と現在、そしてこれからの彼らを考察してみたい。

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■SEVENTEENを追った初のドキュメンタリー「SEVENTEEN : HIT THE ROAD」

 「SEVENTEEN : HIT THE ROAD」は5月15日から毎週水曜日・金曜日の午後12時、SEVENTEEN公式YouTubeチャンネルとSEVENTEEN Weverseで公開されている。1本約10分で構成されており、5月31日時点で8話まで公開されている。10分という長さは、見続けていくにはちょうどいい長さだろう。総15話構成になっており、最終話は6月7日に公開される予定だ。

 英語で「出発する」という意味を持つ「HIT THE ROAD」では、『SEVENTEEN WORLD TOUR ‘ODE TO YOU’』に取り組む課程でのSEVENTEENの姿が映し出されている。最初に公開された「PROLOGUE」では、ソウル、日本、インドネシア、フィリピン、アメリカ……と続いていくワールドツアー『ODE TO YOU』へ“出発するまで”を描いている。ツアーを始めるにあたり、メンバー全員で練習室で地べたに座り、時にはミーティングルームに集まり、ファンの目線に立ったりしながら、セットリストやステージ構成を真剣に議論している姿は、今まではなかなか見ることがなかった場面だろう。セルフプロデュース集団・SEVENTEENによって、「SEVENTEENのステージが生まれる」瞬間が垣間見れる。このドキュメンタリーではそのようなありのままの様子を映し出し、彼らを身近に感じられる内容になっており、短い時間の中でも十分見応えがある内容になっている。

 シリーズでは、グループ全体だけでなく、個々のメンバーにもスポットを当てている。第1話ではグループのプロデューサーでもあるWOOZIが取り上げられ、彼のステージにおける考え方や、プロデューサーとしての取り組み方をインタビューで答えている。中でも、大阪では練習場所を借りて現地のスタッフと息を合わせた場面に言及し、「お客さんには最高のパフォーマンスをお見せするために、現地の人たちにできるだけ合わせる努力をしている」と話し、彼らのコンサートにかける強い思いを感じることができる。また、この動画でWOOZIは自分がプロデュース業を兼任していることを「大変だという人も多くいますが、自分にとってはこれが日常なんです」と話す。この言葉の通り、彼らにとってこのドキュメンタリーで映し出されているのは、SEVENTEENとしての“日常”の一場面にすぎないのだろう。このように、メンバー一人ひとりのツアーや音楽、ファンへの思いを知れるのも、ファンにとっては嬉しい内容になっているのではないだろうか。

 SEVENTEENの人気の理由は、なんといっても13人の“チームワーク”だろう。ヒップホップ、パフォーマンス、ボーカルという3組のチームに分けて、それぞれの良さを発揮してグループに還元していくという形は、彼らのエネルギーを最大限に引き出してくれている。それぞれのチームが100%を発揮してそれが合わされば、100%以上のエネルギーになる。SEVENTEENはそのシナジーを大切にしたグループなのだ。このドキュメンタリーからは、そんな彼らの手抜きのない姿が映し出されている。

■ドーム公演のリベンジ、9カ月ぶりのカムバック……彼らが目指す先
 現時点ではなかなか終着点が見えないコロナ禍で、多くのコンサートやイベント、音楽番組の収録などが中止になったり無観客で開催されたりしている。SEVENTEENもその中に巻き込まれた。

 SEVENTEEENは5月には日本で東京ドーム公演を含めたドームツアーを行う予定だった。2016年に日本公演を初開催してから約3年が経ち、地道に積み重ねてきた努力がドーム公演として叶う日だったはずだ。彼らにとってもファンにとっても、大きな意味のある公演となるだろうと、期待されていた。しかし、新型コロナの世界的パンデミックにより、日本公演のみならず、ヨーロッパを含めたワールドツアー自体も中止になってしまった。K-POPアーティスト達にとって東京ドームで公演をすることは大きな夢になっている部分もあり、念願だったドーム公演が中止になってまったことは、本当に悔しい出来事だったに違いない。きっと、入念に準備も重ねてきただろう。日本でのSEVENTEENの人気はドーム公演を行えるまで安定してきただけに、不可抗力とはいえ残念な結果になった。

 そして、6月22日に、昨年9月に発表した3rdフルアルバム『An Ode』から約9カ月ぶりのカムバックをすることが告知された。S.COUPSの活動休止、ワールドツアーの中止など様々な出来事が起きた中での久しぶりのカムバックは、ファンにとっては明るいニュースになったのではないだろうか。体調不良で活動休止していたメンバーのS.COUPSも、今回のカムバックには復帰し完全体となり、彼らの“チームワーク”という最大の魅力を見せてくれるに違いない。今からどんな形のSEVENTEENを作り上げ見せてくれるのか、期待で胸が高まる。

 東京ドーム公演のリベンジは、きっと果たしてくれるだろう。それまでにSEVENTEENはさらなる成長を遂げて、当初予定されていた時よりも、さらに素晴らしいステージを見せてくれるに違いない。(西門香央里)

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