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ロシアの伝説的作家が権力に抵抗する 『ドヴラートフ レニングラードの作家たち』予告編

リアルサウンド

20/2/28(金) 10:00

 4月25日に公開される映画『ドヴラートフ レニングラードの作家たち』より、予告編と場面写真が公開された。

 本作は、現代ロシアの伝説的作家セルゲイ・ドヴラートフの半生に迫り、ベルリン映画祭にて銀熊賞、ベルリーナー・モルゲンポスト紙読者賞を受賞した伝記映画。近代ロシア文学を代表するプーシキン、ドストエフスキー、チェーホフや、さらに同時代に活躍したカフカ、カンディンスキー、ヘミングウェイなど著名な芸術家たちや、彼らのエピソードが登場し、物語を彩る。

 監督を務めたのは、『神々のたそがれ』のアレクセイ・ゲルマンを父に持つアレクセイ・ゲルマン・ジュニア。劇中では、街並みやインテリア、ファッションから小物に至るまで再現し、ブレジネフ時代の光と闇をリアルに描き、英語圏とスカンジナビアでの配給権をNetflixが獲得した。

 ドヴラートフ役をセルビア人俳優ミラン・マリッチが務め、『ヴァンパイア・アカデミー』のダニーラ・コズロフスキー、『裏切りのサーカス』『ウルヴァリン:SAMURAI』のスヴェトラーナ・ホドチェンコワ、『裁かれるは善人のみ』のエレナ・リャドワが脇を固める。『イーダ』でアカデミー賞撮影賞にノミネートされたウカシュ・ジャルが撮影を担当した。

 公開された予告編では、政府からの圧力で、自身の作品を世に出せないドヴラートフが悩む姿や、ロシアに残ることを誓うシーンなどが映し出されている。

 あわせて公開された場面写真では、ドヴラートフと友人である芸術家たちが語り合う様子や、ドヴラートフが一人荒地に佇む姿などが切り取られている。

 さらに、本作の監修を務める、東京大学教授でロシア・東欧文学、現代文芸論専攻
の沼野充義からコメントも寄せられた。

沼野充義 コメント
ドヴラートフ。それは私であり、あなたである。 (文=リアルサウンド編集部)

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