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日向坂46、冠番組のスタート続々 『日向坂で会いましょう』で鍛え上げられたトーク&対応力に注目

リアルサウンド

20/4/23(木) 6:00

 デビュー2年目に突入した日向坂46の勢いは止まらない。冠番組も増え、バラエティ番組にも毎週のようにゲスト出演している。今回は、トークやバラエティ番組での対応力におけるグループの魅力に注目したい。

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 日向坂46のラジオ初冠番組『日向坂46の「ひ」』(文化放送)では、メンバーの新たな魅力とチームワークの良さを感じられる。第2回目では、フロントメンバーとしても安定した存在感を放つ加藤史帆と齊藤京子という最強コンビが、後輩の河田陽菜の良さを引き出していた。また、テレワークでの出演となった第3回放送では、佐々木美玲と渡邉美穂が出演。二期生の中でも仕切り役が増え、トーク力の評価も高い渡邉と、今や日向坂の中でバラエティ班のエースとして数多くの番組に出演している佐々木美玲。ラジオでのテレワークに緊張しながら真面目に進行する渡邉に対し、自宅からの自由気ままな美玲のやりとりが面白い。自由な先輩を一生懸命にフォローするしっかり者の後輩と、そんな後輩の緊張をほぐす先輩のやり取りは、ラジオだから伝わる関係性だろう。各メンバーがそれぞれのポジションやキャラクター性を把握した上でトークを展開しており、『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)で培われた経験がこのラジオでは存分に活かされている。

 そしてひかりTVでも冠番組『日向坂46です。ちょっといいですか?』が始まった。この番組は、日向坂46メンバーが記者となりゲストに囲み取材をするというものだ。ゲストとしてバラエティに出演することが多い日向坂46。番組MCによって彼女たちの魅力が引き出されている場面も多いが、この番組では彼女たちがゲストの魅力を引き出していくことになる。彼女たちの力量が試される番組だが、ゲストへの臨機応変な対応力を見せていることに驚かされる。梅沢富美男が出演した際には、齊藤京子、佐々木久美、富田鈴花、渡邉が容赦なく質問攻めに。大御所に対して攻めた質問を展開したのが功を奏し、梅沢の優しさが浮き彫りになっていた。また、野性爆弾・くっきー!が出演した際には、加藤、高瀬愛奈、東村芽依、宮田愛萌が出演。くっきー!が描いた個性的な似顔絵にも大喜びする彼女たちは、くっきー!との距離も難なく縮めていた。

 “バラエティに強いアイドル”というイメージが色濃くなっている日向坂だが、その実力が試されたのが4月14日に放送された『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)だった。「日向坂46vsガヤ芸人ガチンコ対決SP」と題して、総勢50名のガヤ芸人と日向坂がバラエティで対決するというものだ。日向坂が得意とする大喜利やモノボケなどのチームプレイができない中で、トーク力を見せつけたのがキャプテン佐々木久美。大好きな芸人に挙げたなすなかにしを挙げた際、「YouTubeチャンネルの数少ない登録者の中の1人」や「なんで人気ないのか不思議」など褒めながらもディスり、相手が様々な返しをできるトークでスタジオを盛り上げていた。また、激辛麻婆の試食では、辛いのが得意と言ってからの絶叫という教科書通りのリアクションを見せて笑いを誘っていた。

 また、宮田愛萌も機転を利かせながら随時期待に応える反応を見せていたのも興味深い。本来なら芸人たちをトークで弄り倒す技術を持っている日向坂46であるが、この番組での彼女たちは、ガヤ芸人たちに華を持たせるトークを展開していた。今の日向坂は、相手の流れに合わせてリアクションをすることもできる。バラエティタレントとして一つ上のステージに上がったようだ。

 メンバーそれぞれのポジションを担うチームワークの強さと、MCやゲストに対して心を開いて距離を縮めるコミュニケーション能力の高さは健在。それこそが日向坂46の魅力の根源だと感じる。とはいえ、4月21日に佐々木久美と小坂菜緒が『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に出演した際には、手も足も出ない状況だったことも忘れてはならない。トーク技術はまだ発展途上であるが、勉強熱心な日向坂46は様々なバラエティ番組への出演を経てさらに磨きをかけていることは間違いない。今後のバラエティでの活躍が楽しみだ。(本 手)

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