「都会のトム＆ソーヤ」の公開記念イベントが、8月4日に東京・渋谷HUMAXシネマで開催され、キャストの城桧吏と酒井大地、主題歌担当の緑黄色社会が登壇した。

シリーズ累計200万部を超える推理小説シリーズ「都会のトム＆ソーヤ」を実写化した本作。中学生の内藤内人と竜王創也が、街中を舞台にしたリアルRPG＜エリアZ＞をクリアするため、推理と冒険を繰り広げるさまを描く。

主人公・内人役の城は、この日緑黄色社会と初対面を果たした。緑黄色社会が書き下ろした主題歌「アーユーレディー」について城は「初めて聴いたときに、マチトムに関するフレーズがたくさんあって。頭の中に、内人と創也が思い浮かびました。2人の冒険や友情、夢に対する思いが見えてきて、本当に素敵な曲だと思いました」とコメント。そして創也役の酒井は「初めて聴いたときはもう鳥肌がすごくて。『君と二人、薄暗い部屋の中』という歌詞があるんですが、それを聞いたときに、桧吏と2人で砦の中に入っていったときのことを思い出して、泣いちゃって」と明かした。

緑黄色社会のボーカル・長屋晴子は、監督・河合勇人との会話を振り返り「本当に好きなようにやってくれと言われたんです。お任せするよと。もうその気持ちがうれしくて。作品を観たら本当に心からワクワクするような作品だったので、みんなで考えて作りました」と話す。ギターの小林壱誓は「幅広い年齢層の方が観る映画なので、もちろん少年の目線もあるんですけど、僕らと同じような年代で、夢というものを忘れかけている人の心にも届くようになればいいなと思いました」と制作を回想。

またキーボードのpeppeは、レコーディングを「10代の中学生の時のワクワク感を呼び起こした」と述懐し、ベースの穴見真吾は「映画館を出ても、曲を聴くことによって、この映画のメッセージを思い出せるような楽曲にしたい、目指したいという思いで、みんなでアレンジを考えていったり、レコーディングに挑んだりしました」と語った。

「都会のトム＆ソーヤ」は全国で上映中。

(c)2021マチトム製作委員会