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「ブレイブ」新田真剣佑、織田信長役の松山ケンイチに「まだ怖いです」

ナタリー

21/3/12(金) 19:12

「ブレイブ ‐群青戦記‐」公開初日舞台挨拶の様子。左から松山ケンイチ、鈴木伸之、新田真剣佑、山崎紘菜、渡邊圭祐、本広克行。

「ブレイブ ‐群青戦記‐」の公開初日舞台挨拶が本日3月12日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、キャストの新田真剣佑、山崎紘菜、鈴木伸之(劇団EXILE)、渡邊圭祐、松山ケンイチ、監督を務めた本広克行が登壇した。

笠原真樹のマンガ「群青戦記 グンジョーセンキ」を原作にした本作は、戦国時代にタイムスリップした高校生アスリートたちが生死を懸けた戦に臨むさまを描いた青春歴史アクション映画。新田が弓道部2年の主人公・西野蒼を演じたほか、ヒロインの瀬野遥に山崎、蒼の幼なじみ・松本考太に鈴木、歴史の操作をもくろむ不破瑠衣に渡邊が扮した。また三浦春馬が徳川家康、松山が織田信長を演じている。

撮影、取材、宣伝活動を通して仲を深めていったというキャスト陣。「一番思い出深いこと」を問われた新田は、撮影を「朝も早く寒かったですけど、それも忘れるぐらい現場の雰囲気がよくて。とにかくみんながずっと笑顔でした」と振り返る。同じ質問に山崎は「学生時代の記憶って思い出すと、いつも体の中に温かいものが巡ってくる。私にとって、この映画の撮影はそういうもので。思い出すと勇気をもらえる、そんな日々でした」と笑顔。続く鈴木は「監督のこだわりで温かいごはんが出たんですけど、それが毎日の楽しみでした。あと高校生ものの作品なので、日が落ちる頃には撮影が終わるんです。コロナ前だったので終わりにみんなでごはんに行ってわちゃわちゃしてましたね。すごい楽しかった」と振り返った。

一方、松山は「一番思い出深いこと」を問われても「ないですね!」と即答。仲のいいキャストを横目に「皆さんと一緒にはしゃいだ思い出も、ごはんに行った思い出もないです。楽しむ前に(撮影が)終わっちゃった」と振り返る。信長として高校生たちと対峙する松山は、クランクインがもっとも緊張感のあるラストシーンで、監督からは事前に「(現場を)締めてください」と要望されていたそう。これを「高校生キャストたちとしゃべらないほうがいいんだろうな」と解釈した松山は「だから真剣佑くんとは1回もしゃべってない。挨拶はしてるんだけど。思い出それだけなんです」と笑い混じりに語る。

これに新田は「現場で唯一しゃべってないのは松山さんだけなんです。こうしてお話するのが初めて。撮影じゃないときも近くに踏み込んだら斬られるような雰囲気でいらした。とても話しかけられなくて。だいぶ和らぎましたけど、まだ怖いですね(笑)」と反応。そんな中、松山が唯一現場で会話をしたのが渡邊だった。松山は「オールアップするときにもういっか!としゃべりたくなっちゃって。渡邊くんがいたから、ずっとしゃべってたんだよね。やっとしゃべれた!と思って楽しかった」と回想。渡邊は「現場では『どこへ旅行に行くのがいいですかね』とお話ししてたんですけど、おそらく笑顔はなかったです(笑)。今日の壇上で初めて松山さんの笑顔を見ました」と話して笑いを誘う。

松山は映画の感想を「『いい目をしている』と蒼に言うセリフもあるんですけど、みんなが本当にいい目をしてて、キラキラしてる。それだけで応援したくなる。それが自分に刺さったところでした」とコメント。さらに壇上の4人に向けて「それぞれの部活に一体感があった。演技だけでは表現し切れない何かが映画に込められていて。これから俳優として活躍していくと思うんですけど、この映画を経験できたことって本当に宝物になるんじゃないかな。忘れないで楽しんでいってほしい」と期待を込めて語った。

最後に新田が「僕にとって一生忘れることのない作品になりました。この映画はどこか勇気付けられる作品です。役者1人ひとりが本気で挑んだ作品ですので、ぜひ観てください。とにかく楽しんで、目に焼き付けてください」と呼びかけ、イベントの幕を閉じた。

「ブレイブ ‐群青戦記‐」は全国でロードショー。

(c)2021「ブレイブ -群青戦記-」製作委員会 (c)笠原真樹/集英社

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