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原因は自分にある。“改名1周年”ライブで誓ったさらなる飛躍「もうこの名前じゃなきゃ嫌だ」

ナタリー

20/8/17(月) 13:10

原因は自分にある。(撮影:笹森健一)

原因は自分にある。が昨日8月16日に配信ライブ「仮想げんじぶ空間:case.2」を開催した。

開演時刻の18:00を迎えると、配信画面にはオープニングVTRと共に、ステージに立つ7人の姿が順に映し出された。1年前のデビュー時に着用していた衣装をモノトーンのスタイリングで踏襲したシックなジャケットスタイルのメンバーが決めているポーズは、VTRの中に登場したメンバーのイラストと同じもの。イラストやアニメーションとのクロスオーバーを多用しながら独自の世界観を打ち出すげんじぶらしい登場シーンののち、彼らが1曲目に選んだのは2ndシングル表題曲の「嗜好に関する世論調査」。目まぐるしくペアの組み合わせを変えながら聴く者に“2択”を迫るこの曲をシャープな歌とダンスで届け、7人は2度目の配信ライブの幕を開けた。

続けて披露されたのは、3月に配信リリースされた「嘘から始まる自称系」。彼らが立つステージの床面LEDパネルには曲のリリックがリズミカルに映し出され、その上でメンバーは軽快なステップを踏む。リリース時に公開されたミュージックビデオにはメンバーが出演しておらず、この曲のパフォーマンスはこの日が初披露だったが、7人はリズミカルなカノンを多用する息の合ったダンスで攻撃的な楽曲を乗りこなしてみせた。

2曲を終えてのMCでは、グループが2019年8月7日に「原因は自分にある。」に改名してから1年が経過したことを長野凌大が伝えた。今回のライブは改名1周年を記念したものだと続けた長野は「どうですか、この名前には慣れましたか?」と6人に問いかける。すると大倉空人はこれに「みんな、もう“慣れ慣れ”だよね。もうこの名前じゃなきゃ嫌だってくらい」と明るく即答した。

ひと夏の恋の情景を切なげに歌う「Up and Down」ではステージが5つのリフターに変化し、高く上昇。文字通りの“Up and Down”を繰り返すダイナミックな演出が視聴者の目を奪った。そして、武藤潤のフィンガースナップを合図に4曲目には新曲の「In the nude」が披露される。ジャジーなブラスサウンドとピアノの音が疾走する華美なこの曲はステージ前のフロアから届けられ、7人はジャケットを脱ぎながら艶っぽい表情でカメラアピール。その場に置かれたソファやスタンドライトを効果的に使いながら、複雑なマイクリレーを見せる。間奏にはバレエ経験者の吉澤要人が優雅なターンを織り交ぜたソロで視聴者を引きつける場面も。ステージ上の大きなビジョンに映し出されたきらめくシャンデリアを背景に、これまでの楽曲とは一味違う、ぐっと大人びたムードを作り出した。

また今回の配信ライブは事前に“イヤフォン推奨”とアナウンスされていたが、その告知通り、MCタイムでは3D音響システムが使用された。画面に登場したメンバーイラストに声を当てる形でトークを行った7人は、視聴者が立体的な音を楽しめるように位置や距離を変えながら順にコメントし、最終的にはそれぞれが甘い言葉を耳元でささやいて、ライブの実況で盛り上がるTwitterのタイムラインを一層沸かせた。

7人がメンバーカラーのカラフルな衣装に着替えてのライブ後半は、甘酸っぱい恋心を歌うポップな「ジュトゥブ」でスタート。メンバーは曲の歌詞などが書かれたフォトプロップスを効果的に使いながら弾ける笑顔でステージを駆け巡り、長野や大倉が手にするフォトプロップスで頭上に天使の輪を授かった桜木雅哉はキュートなウィンクをカメラの向こうへ送った。最新曲「シェイクスピアに学ぶ恋愛定理」を歌い終えると、長野は「活動2年目に突入したけど、どんな年にしていきたい?」とメンバーに問いかける。「非常事態で僕たちのパフォーマンスを直接お見せできない状況だけど……」と切り出した大倉は、自分たちの持つ勢いを確信しながら「この勢いを落とさず、成長を止めない年にしたいです」と力強く返答。小泉光咲は「1年目の活動が、すごく印象に残ったんです。なので2年目は、さらに印象に残るようなパフォーマンスができるようにがんばりたい」、桜木は「パフォーマンス1つひとつを大事にする年にしたい」と続く。長野が「今の時代ならではのつながり方を模索して、皆さんと手を取り合って進んでいけたら」と言うと、杢代和人も「この1年間の活動の中で、ファンの皆さんの大切さに気付くことができました。2年目はもっと、僕たちからファンの皆さんに向けていろいろと発信できる、みんなの“原因”になりたいです」とファンへの思いを語った。

武藤の「これからもずっとファンのみなさんと一緒に、夢に向かって歩いていきたいという思いを込めて」という言葉と共に始まったのは「時速3km」。「ファンと共に歩んでいきたい」というげんじぶの思いを歌うこの曲を、7人はまっすぐにカメラの向こうを見つめながら、優しい表情で歌い届けた。そして、ラストナンバーとして彼らのデビュー曲「原因は自分にある。」のイントロが鳴る。ムービングライトの光が交錯するステージ上、シャープなフォーメーションダンスを展開する7人の姿をドローンカメラがスピーディに捉えてスリリングな映像演出がなされたこの曲で、メンバーは最後までエネルギッシュなパフォーマンスを披露した。最後に武藤はファンに向けて「早くみんなに会いたい。みんなの笑顔が見たいです!」と思いを語り、長野は「こうして1周年を迎えられるのも、ライブができるのも、本当に皆さんのおかげだと思っています。まだ小さいかもしれないけど、いつか大きい背中を見せるので、これからもついて来てください!」と呼びかけた。そして7人がBGMに合わせてターンしたのを合図に暗転すると、ビジョンには「原因は自分にある。」の文字が浮かび上がり、ライブは幕を閉じた。

原因は自分にある。「仮想げんじぶ空間:case.2」2020年8月16日 セットリスト

01. 嗜好に関する世論調査
02. 嘘から始まる自称系
03. Up and Down
04. In the nude
05. ジュトゥブ
06. シェイクスピアに学ぶ恋愛定理
07. 時速3km
08. 原因は自分にある。

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