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伝説的ピアニスト、グレン・グールドの音楽表現を学んだAIがピアノ演奏を披露

ぴあ

20/8/7(金) 12:00

『Dear Glenn』プロジェクト

2020年8月8日(土)から8月30日(日)にかけて日本科学未来館(東京・お台場)で「ひらめきの庭」(主催:日本科学未来館)イベントが開催される。ここではなんと、今は亡き伝説のピアニスト、グレン・グールドの演奏表現を習得したAIシステムによるピアノ演奏が披露されるというのだから、ピアノファンとしては見逃せない。AI(人工知能)と人間による共創の可能性を追求するヤマハ株式会社のプロジェクト『Dear Glenn』に興味津々!

このAIシステムは、自動演奏機能付きピアノとグレン・グールドが残した100時間以上に及ぶ音源から学習した人工知能から構成され、あらゆる楽曲にグールドらしい音楽表現を適用して演奏することができるという。

昨年9月にオーストリアで行われた世界最大規模のメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」で初披露され、コンサート会場が満員となるほどの大きな注目を浴びたというのも納得だ。

今回の展示では、グールドの代表曲として知られるJ.S.バッハ 《ゴルトベルク変奏曲》(BWV 988)の演奏をはじめ、グールド未演奏曲の演奏も披露される予定だ。
最新のテクノロジーから生まれる新しいひらめきに期待したい。

●展示概要

期間:2020年8月8日(土)~8月30日(日) 各日10時~17時
場所:日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン (東京都江東区青海2丁目3-6)
入館料:入館料のみ(大人630円、18歳以下210円、入館は日時指定の事前予約制)
展示内容:AIシステムによるピアノ演奏の披露(10:45、11:45、12:45、15:45、各回約8分を予定)、「ひらめき」を促す空間インスタレーションの公開

●『Dear Glenn』プロジェクト

ヤマハ株式会社が取り組む、AIと人間の共創の可能性を追求するためのプロジェクト。プロジェクト名の『Dear Glenn』は、新しいテクノロジーに可能性を見出したグレン・グールドの姿勢に敬意を評し、着想を得たことに由来します。プロジェクトや技術の詳細については以下の公式サイトを参照。

https://www.yamaha.com/ja/about/ai/dear_glenn/

●グレン・グールド

1932年カナダ・トロントに生まれ、1982年に50歳の若さで没した伝説的ピアニスト。1956年に発売されたデビュー盤「ゴルトベルク変奏曲」を皮切りに、特にJ.S.バッハの演奏について極めて高い評価と功績を残したことで知られています。1964年、コンサートからの引退を表明し、以降、録音に没頭するなど、電子メディアでの発表に傾倒しました。また、低い椅子に腰掛けかがみこむように演奏する姿勢や、録音時にもかかわらず鼻歌を歌いながら演奏するといった、斬新かつ独特の奏法も世間からの注目を集めました。晩年にはバッハの「ゴルトベルク変奏曲」をはじめ3枚のアルバムをヤマハのコンサートピアノで録音しました。

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