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神木隆之介、延期乗り越え公開された『100日間生きたワニ』は「癒しのような作品になれば」

ぴあ

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俳優の神木隆之介が7月9日、声優を務めたアニメーション映画『100日間生きたワニ』の初日舞台挨拶に出席した。公開延期を経て、ついに初日を迎え「なんやかんやありましたけど、今日という日を迎えて、作品が皆さんの心に届いてくれれば」と安どの表情。「周りの大切な人やものと照らし合わせて、何かを感じてもらえれば。皆さんにとって、休息というか、癒しのような作品になれば」とアピールしていた。

原作は昨年、SNSで話題を集めた4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』(きくちゆうき著)。100日間のワニの日常に加えて、そこから100日後、大切なものを失った仲間たちの姿も描かれる。

神木は主人公のワニ君を演じており、「僕はワニに似ている。何となくですけど」と共感。劇中、ワニ君が友人とゲーム大会に出場するシーンを挙げ「僕もゲーム実況者さんが主催する大会に、仲間と一緒に出たことがあるんですよ。そのために努力もしてきましたし、ランキングにも乗ることができた」と役柄に親近感を抱いていた。

東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた初日舞台挨拶には神木をはじめ、中村倫也(親友ネズミ役)、新木優子(ワニが憧れるセンパイ役)、ファーストサマーウイカ(イヌ役)、監督・脚本を手がけた上田慎一郎&ふくだみゆき夫妻が出席。神木と中村は、これまでも共演経験があり「心を許せる存在。気を使わなくていいし、幼なじみ感っぽい信頼関係が出せたのも、倫くんと一緒だったから」(神木)、「今回のキャスティング理由は、隆と仲がいいから(笑)。ネットに書いてありましたよ」(中村)とワニ君とネズミ同様に、息の合ったトークを繰り広げていた。

「いろんな気持ちがあります」と映画の封切りにしみじみする上田監督は、「コロナ禍で脚本を大幅に書き換えたり、公開延期になったり…。その間もずっと作っていたので、いろんなものを取り込みながら完成した作品です」と胸を張った。また、ふくだ監督も「結果的にこの時期に公開されて良かった。見ていただければ、分かっていただける」と出来ばえに満足した様子。「原作エピソードの前後も描いているので、ワニくんたちの生活感も感じてもらえれば」と話していた。

取材・文・写真=内田涼

『100日間生きたワニ』
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