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SWAY、『UNCHAINED』発売記念イベントでライブにも意欲「一緒に楽しい時間を共有したい」

リアルサウンド

18/8/29(水) 12:00

 SWAYが8月29日、名門ヒップホップレーベル<Def Jam Recordings>より待望の1stアルバム『UNCHAINED』をリリース。CD店着日となった28日、お台場・ヴィーナスフォート教会広場にて同作のリリース記念イベントを開催し、会場に集まった約1,000人のファンを前に初披露も含む収録曲を披露した。

(関連:SWAYが1stアルバム収録曲から明かす、アーティストとしての歩みとヒップホップへの情熱

 SWAYのバックDJを務めるKEKKEが『UNCHAINED』の冒頭を飾る「Intro」の一節をプレイすると、SWAYが4人のダンサーを従えてステージに登場。デビュー曲「MANZANA」でフロアを温めた。

 SWAYはソロアルバムをリリースできた喜びを感慨深く語ると、「ようやくみなさんの前で新しい曲を歌うということで不安もあったんですけど、ちょっとずつみんなも僕もライブ回数を重ねて、レギュラーの曲が古くなる瞬間をみんなの振りだったり、乗り方だったり、またみんなと作っていけたらいいなと思ってます」と告げて、初披露&パフォーマンスの2曲へ。「SWAY SWAY」では手を波のように動かす印象的な振り(当初はボクシングのSWAYをモチーフにした動きだったが、ダンサーのRIEHATAがこの振りを考案したとのこと)、「Friday Night」ではハンズアップでSWAYのパフォーマンスに応えるなど、ステージとフロアには早くも一体感が生まれていた。

 「今日は来てくれた女性のみなさんに捧げます」と言って披露された「Perfect Love」は「ベイビー・アイラブユー」などで知られるTEE提供のストレートな言葉が胸を打つラブソング。ラストのSWAYと同郷・札幌出身のラッパーSALUがリリックを手がけた「Unchained」では、“聞く人の背中を押したい”という思いを一人一人に届けるような熱のこもったパフォーマンスを披露した。

 ライブ後には、SWAYとともに『HiGH & LOW』シリーズへ出演し、DOBERMAN INFINITYにもゆかりのあるBooがMCを務めるトークコーナーも。SWAYが尊敬するJay-ZがCEOを務めた<Def Jam Recordings>から1stアルバムをリリースすることの喜び(インナーにJay-ZのTシャツを着て登場するリスペクトも)、グループでの活動とは異なり、楽曲もライブも一人で作り上げなければならないという経験、「自分で自分の成長を感じたくて」あえてストイックな環境に身を置いたこと、自ら音楽仲間にアポをとって積極的にスタジオに入りセッションを重ねたというアルバムの制作風景などが語られた。

 この日披露した「Friday Night」は、Matt CabとTOMAからなるプロデューサーデュオ・THE BACKCOURTによる楽曲。SWAYは「アメリカ人から見る日本のヒップホップ、ラップミュージックという部分を厳しく見てもらいました。TOMAは英語のディレクションが厳しかった。俺らが知らないゾーンというか。細かい言葉の発音からグルーヴまで……それぞれのヒップホップ哲学を教えてもらった感じがしましたね」とアルバム制作から得たものについて語り、「完成したときに『もう何を言われてもいい』と思いましたもん。このアルバムがどんな評価を得ようが、『これ、もうやった』っていう達成感。一番最後の曲のミックスが終わって、しばらくソロでスタジオに来ることがないんだと思った瞬間、ちょっと涙が出そうになりました」と本作を通して感じた自身の成長や達成感について振り返った。

 最後にSWAYは「僕もデザインをやる人間なので。CDの魅力って音楽だけじゃなくて、文字の一個一個、写真の一枚が温かみだと思うんです。ぜひ1ページ1ページに目を通しながら、音楽を聴きながら、SWAYのこの世界を楽しんでいただけるとうれしく思います」とCDをアピールし、「SWAYのライブをいろんな場所でできるようにがんばっていきますので、ぜひまたみなさんと一緒に楽しい時間を共有したいなと思います。『D.Island』(DOBERMAN INFINITY主催イベント)もありますし、いろんな場所でみなさんと会えるのを楽しみにしてます!」とステージでの再会を誓った。

 なお、リアルサウンドでは、『UNCHAINED』に関するSWAYのインタビューを掲載中。多くの仲間とともに作り上げ、新たな自分を発見できたという充実作への思いが語られている。(久蔵千恵)

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