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森田剛、映画版「前科者」で警察に追われる身を熱演

ナタリー

映画「前科者」ポスタービジュアル (c)2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会

2022年1月に公開予定の映画「前科者」に森田剛が出演する。

「前科者」はビッグコミックオリジナルで連載中のマンガを原作としたもので、罪を犯した前科者たちの更生・社会復帰を目指し、彼らと向き合いながら奮闘していく保護司の姿を描いた作品。11月よりWOWOWで放送される連続ドラマ「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」が放映され、2022年1月には映画「前科者」が公開される。森田は映画版で、職場のいじめが原因で同僚を殺めてしまった男・工藤誠を演じる。工藤は有村架純が演じる阿川佳代のもとで更生し、社会復帰へ近づいていたのだが、ある日忽然と姿を消してしまい、再び警察に追われる身になってしまう。

森田は今回の映画出演について「何らかのトラウマを背負って戦っている人たちを描いている物語で嘘が無い脚本だと思いましたし、一人でも嘘があると成立しないとも思いました。少なからず、自分自身もそういう思いを持って生きているのを感じているので、すごく難しくもありますが、勝負をしてみたいと思い、出演をさせていただくことになりました」とコメントしている。

森田剛 コメント

本作の脚本を読ませていただいた時に、自分に何かできるのではないかと直感的に惹かれました。
今回演じた工藤誠を始め、何らかのトラウマを背負って戦っている人たちを描いている物語で嘘が無い脚本だと思いましたし、一人でも嘘があると成立しないとも思いました。
少なからず、自分自身もそういう思いを持って生きているのを感じているので、すごく難しくもありますが、勝負をしてみたいと思い、出演をさせていただくことになりました。
役作りにおいては事前に岸監督とお話する機会があり、疑問に思ったことも色々と話し合うことができました。岸監督は、役者をすごく信用している方で、自由にやっていいと任せていただけたので、それに応えたいなという気持ちで現場に集中できました。
有村架純さんとの共演シーンは、台本にない部分で気持ちがつながった演技ができました。
自分の中でも大切にしていたシーンだったので、集中して出し切れたなと思っています。
人は1人では生きていけないという、人との関わりを感じる作品になりましたので、是非ご覧ください。

岸善幸監督 コメント

この映画にとって、罪を犯してしまった人間の存在感がとても重要だと考えていました。
森田さんの設計する誠は気弱で優しく、常に罪悪感を背負っていました。
それは本作品にとって大きな力となりました。

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