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即興トラックメイキングに早口完全攻略講座!KREVA完全1人ツアー福岡で終幕

ナタリー

18/12/25(火) 22:46

KREVA(写真提供:ビクターエンタテインメント)

KREVAがワンマンツアー「KREVA完全1人ツアー 2018」の最終公演を、12月23日に福岡・Zepp Fukuokaにて開催した。

ツアータイトル通り、サポートメンバーを入れずたった1人で各地を回ったKREVA。最終公演も1人でステージに立ち、満員のオーディエンスを前に熱演を繰り広げた。この日、オンタイムでステージに登場したKREVAは、準備された機材を入念に確認したのち「INTRO」でライブをスタート。「トリートメント feat. DABO, CUEZERO」「神の領域」を続けて披露し、「神の領域」では高速ラップでオーディエンスを沸かせた。

MCで彼は「このツアーは1人だから、とにかく次の曲の準備が大事。その準備の時間も楽しんでもらうべく、その間に流れる音はもちろん、SEとか会場中に流れる音は全部俺が作っている。最初から最後まで俺の音楽で満たされて帰って」と挨拶し、手元と天上のカメラの映像を見せながら、ステージの進め方、DJの役割、音の構造などを丁寧に解説。続いて曲をつなぎながらラップする25分間ノンストップメドレーを披露した。

さらにKREVAは「まだまだウオーミングアップ」と余裕の表情で、今度はMaschineを使ってビートを作る工程を紹介した。「作ってきた音楽をそのまま使っても、別に何も変わらないよ。でも、“千%”成功するトリプルアクセル、見たい? 何年も練習してきた人が成功させるから、ワーッ!てなるんでしょ」と言い、「健康」「俺の好きは狭い」をプレイした。その後のブロックでは「基準早口完全攻略講座」と銘打ち、メガネをかけながら韻を踏むポイントをレクチャー。そしてこの季節にぴったりな「クリスマス・イブRap」をプレゼントした。

ライブの後半に差し掛かると、KREVAは自身の楽曲制作で欠かせないMPC3000とMPC4000を説明したのち、MPC3000の音をMIDI FIGHTER 64で操りリバーブやオートチューンの多重コーラスを加えながら「ひかり」を披露。さらにMPC4000を駆使して「百人一瞬」「存在感」をパフォーマンスし、本編の最後にはミュージックビデオを流しながら「希望の炎」を届けた。

アンコールでKREVAは「9分08秒使って、曲を作ってみたいと思います」と機材を駆使しながら即興でトラックを作り始める。観客が一挙一動を見つめる中、彼は「今日のできが、一番カッコいいかも!」と宣言。できたばかりのスタイリッシュな1曲をパフォーマンスしたのち、「音色」をもって「完全1人ツアー」を締めくくった。

KREVA「KREVA完全1人ツアー 2018」2018年12月23日 Zepp Fukuoka セットリスト

01. INTRO
02. トリートメント feat. DABO, CUEZERO
03. 神の領域
04. Change My Mind
05. Changing Same
06. 王者の休日
07. THE SHOW
08. 国民的行事
09. 想い出の向こう側 feat. AKLO
10. これでよければいくらでも
11. あえてそこ(攻め込む)
12. 居場所
13. Revolution
14. 健康
15. 俺の好きは狭い
16. 基準
17. クリスマス・イブRap
18. ひかり
19. 百人一瞬
20. 存在感
21. Tonight
22. You are the No.1 (Hey DJ) feat.BONNIE PINK
23. ma cherie
24. 瞬間speechless
25. 最終回
26. 希望の炎
<アンコール>
27. 9分08秒チャレンジ
28. 音色

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