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中国で大ヒットの社会派映画『薬の神じゃない!』予告編公開 医薬業界に激震が起きた実話を描く

リアルサウンド

20/3/12(木) 7:00

 5月1日に公開される、金馬奨主演男優賞をはじめ多くの映画賞を受賞した中国映画『薬の神じゃない!』より、日本版予告編とポスタービジュアル、場面写真が公開された。

参考:映像はこちら

 中国で500億を超える大ヒットを記録した本作は、医薬業界に激震が起きた実話に基づく物語。

 上海で男性向けの回春薬を売る小さな店主チョン・ヨンは、店の家賃さえ払えず、妻にも見放され、人生の目標を見失っていた。ある日、「血液のがん」である慢性骨髄性白血病患者リュ・ショウイーが店に訪れる。国内で認可されている治療薬は非常に高価であるため、安価で成分が同じインドのジェネリック薬を購入してほしいという依頼だった。最初は申し出を断ったものの、金に目がくらんだチョンは、ジェネリック薬の密輸・販売に手を染め、より多くの薬を仕入れるため、購入グループを結成する。依頼人のリュを始め、白血病患者が集まるネット上コミュニティの管理人で、自身も白血病の娘を持つポールダンサーのリウ・スーフェイ、中国語なまりの英語を操るリウ牧師、力仕事が得意な不良少年のボン・ハオが加わり、事業はさらに大きく拡大していく。警察に目をつけられ始め、いったんはグループを解散したチョン・ヨンたちだったが、薬を絶たれた患者たちの悲痛な叫びに決意を固める。

 ポスタービジュアルでは、赤い十字の上に、ジェネリック薬を販売する主人公たちの明るい表情の写真が映し出されている。しかし背景には、病に苦しむ白血病患者らのマスク姿と「何がホンモノで、何がニセモノか!?」とコピーが添えられている。

 日本版予告編では、まず「命は金だ」と宣言する主人公の顔が映し出される。当初は金儲けでジェネリック薬の密売を始めた主人公が、販売グループを結成して利益を得る一方、白血病患者の切実な訴えもあり、警察に追われる身になりながらも薬の販売を続ける姿が、救世主のように描かれる。そして、最後には「この世の病はただ一つ、貧しさだ」というセリフが切り取られている。(リアルサウンド編集部)

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