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『エール』裕一が衝撃を受ける出来事が発生 窪田正孝と二階堂ふみの夫婦喧嘩も

リアルサウンド

20/5/13(水) 12:30

 なかなか曲が認められない古山裕一(窪田正孝)。『エール』(NHK総合)第33回では、それでも曲作りを続けていた裕一が衝撃を受ける出来事が起きる。同期で一緒に奮闘していた木枯正人(野田洋次郎)の曲が認められたことを聞いたからだ。

 「大衆に認められる曲を作るには、大衆を知らないといけない」と木枯は裕一をカフェーに誘う。そこで木枯は、「大衆に寄り添う曲を作ってくれる。曲を披露してほしい」と言われ、自身で作ったフォークソングを披露した。

 裕一が家に帰ると、音(二階堂ふみ)は匂い嗅ぎつけ、シャツに口紅がついていることを発見し、そのまま言い争いに発展する。『あさイチ』(NHK総合)で、博多華丸が触れていたように、今回の朝ドラはコメディタッチで話が展開されていくのが印象的だ。言い争いに関しても重みがあるわけではなく、どこか微笑ましく鑑賞することができる。これは窪田正孝と二階堂ふみの手腕でもあるだろう。

【写真】裕一(窪田正孝)が再開した久志(山崎育三郎)

 翌日、裕一と音はまだ仲直りができないでいた。嫌がらせのように音はご飯を注ぐ量を明らかに少なくし、それに対抗するように裕一は納豆を外から持ってき、音に臭いを嗅がせた。

 その後、音が歌の練習をしているときに佐藤久志(山崎育三郎)が現れ、二人で喫茶バンブーに向かった。バンブーの店主である保(野間口徹)と恵(仲里依紗)は、二人のやりとりを勝手に妄想していた。そこに忘れ物をした裕一が戻ると、久志と再会し抱き合った。

 第33回は裕一が忙しない回となった。木枯が先に曲を出すことになり焦り、木枯のフォークソングを聴き、なぜ受け入れられるのかを疑問に思い、音にカフェーに行ったことがバレて焦り喧嘩に発展し、久志と再会し舞い上がる。15分間で感情が移り変わっていく姿を、窪田は見事に演じ切った。SNSでも役者陣の演技に注目が集まっている。

 裕一は大人になって、幼い頃の友人と次々に再会し、それは裕一の転換点ともなっている。ここまで再会ができるのは、偶然という名の必然とも言えようが、再会から深く関わっていき、影響を与えられるように物事が進んでいくのは、裕一の何か放っておけない愛くるしい人柄がそうさせているとも言えるだろう。

 これから久志が裕一にどのような影響を与えていくのか。そして裕一と音の関係はどのようになっていくのか。まだまだ裕一が腰を据えて落ち着ける日は来ない。

(岡田拓朗)

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