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4人の気鋭演出家が三島由紀夫の世界観に挑む『MISHIMA2020』明日より

ぴあ

20/9/20(日) 12:00

『MISHIMA2020』メインビジュアル

三島由紀夫が残した4作品を、4人の演出家が舞台化する企画公演『MISHIMA2020』が9月21日(月・祝)に開幕する。

戦後の日本文学界に鮮烈な爪痕を残した作家、三島由紀夫。壮絶な最期に多くの人が言葉を失った日から、ちょうど50年の月日が流れる。半世紀を経てもなお、多くの読者を魅了してやまない彼の作品を、大いにフィーチャーした企画公演が行われる。

タイトルは『MISHIMA2020』。ここに集結したのは、三島作品に影響や刺激を受けながら創作を重ねる新進気鋭の演出家4名だ。全員が、三島の死後に生まれた世代。現代の感受性で三島作品を読み解き、舞台の上でそれを視覚化させる。日程を前後半に分けて、2作品ずつ上演する今回の試み。前半日程では野上絹代が手掛ける『橋づくし』と、長久允が手掛ける『憂国』を上演。後半日程は加藤拓也が手掛ける『真夏の死』と、熊林弘高が手掛ける『班女』を上演する。

野上絹代作・演出『橋づくし』出演 左から 伊原六花 井桁弘恵 野口かおる 高橋努
長久允作・演出『憂国』(『(死なない)憂国』) 出演 左から 東出昌大 菅原小春

出演陣も実に個性豊かだ。『橋づくし』では、『ウエスト・サイド・ストーリー』でヒロイン・マリア役に抜擢された伊原六花が悲願の舞台に上がる。『憂国』では東出昌大と、NHK大河ドラマ『いだてん』で圧巻の演技を見せたダンサー・菅原小春が共演。『真夏の死』では数多の映画やドラマできらめく存在感を見せる中村ゆりと、劇団「ハイバイ」での怪演が光る平原テツが相まみえ、そして『班女』では、ありとあらゆる劇世界を軽やかに渡ってきた麻実れいと、ジャンルを超えて確かな実力を発揮する橋本愛、NHK朝の連続テレビ小説『エール』でも誠実な演技を見せた中村蒼が顔を揃える。

なお、9月21日(月・祝)と27日(日)、PIA LIVE STREAMでのオンライン配信も決定。クリエイティブディレクターの鈴木健太と、アートディレクター・グラフィックデザイナーの田中せりによる、こだわりの映像に期待が集まる。公演は9月27日(日)まで日生劇場にて。

加藤拓也作・演出『真夏の死』(『summer remind 』) 出演 左から 中村ゆり 平原テツ
熊林弘高作・『班女』近代能楽集より 出演 左から 麻実れい 橋本愛 中村蒼

三島由紀夫没後50周年企画『MISHIMA2020』

・『橋づくし』/『憂国』
9月21日(月・祝)17:00・22日(火・祝)12:00、16:00

・『真夏の死』/『班女』 近代能楽集より
9月26 日(土)18:30・27日(日)12:00、16:00

会場:日生劇場

ライブ配信日程
『橋づくし』/『憂国』:9月21日(月)20:00
『真夏の死』/『班女』:9月27日(日)16:00

PIA LIVE STREAMにて
各公演2日後の23:59までアーカイブ配信あり(視聴券は各公演2日後の20:00まで販売)

文:小川志津子

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