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「クラシックソムリエ検定」編集長にしてピアノのスペシャリスト

高坂 はる香

音楽ライター

實川風ピアノ・リサイタル

實川風さんが、ロシアものとベートーヴェンによるリサイタルシリーズをスタートします。両者にどんな関連性が…?と一瞬思うのですが、實川さん曰く「20世紀にかかる時代のロシアの作品は、政治的な抑圧の中で書かれているという点でベートーヴェンと親和性がある。ベートーヴェンの場合は抑圧が自分の中にあって、巨大なカタルシスのような作品が生まれている」とのこと。なるほど。そう聞くと、第1回の、ショスタコーヴィチ、ラフマニノフ、プロコフィエフ、ベートーヴェンからなるプログラムからも、深く硬派なストーリーが見えてまいります。しかも、演奏予定のベーゼンドルファー280VCを想定して決めた曲目だそうです。 普段計画性を持ってなにかをするタイプではないという實川さんが、なんと全6回にもわたってプランニングをしているという今回の演奏会シリーズ。並々ならぬ意気込みが感じられる公演に期待が高まります。

19/11/8(金)

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