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水先案内人のおすすめ

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いつも劇団四季と宝塚と歌舞伎を上演中の劇場にいます

原田 順子

演劇ライター

宝塚月組『I AM FROM AUSTRIA-故郷(ふるさと)は甘き調(しら)べ-』 宝塚歌劇月組 日本オーストリア友好150周年 UCCミュージカル

宝塚の今年最後の東京公演は、11月29日から始まる月組公演『I AM FROM AUSTRIA』です。 『エリザベート』や『モーツァルト!』を大ヒットさせたウィーン劇場協会が、2017年に制作した舞台で、「故郷」「家族」をテーマにした物語が、オーストリア人なら誰もが知るという国民的シンガーソングライター、ラインハルト・フェンドリッヒの名曲の数々で綴られています。 とは言っても、馴染みの薄いオーストリアのヒット曲が、果たして日本でウケるのかと、最初は疑問も湧きましたが、齋藤吉正演出の宝塚版は、華やかなレビューシーンを織り交ぜながら、様々な恋が描かれる明るく笑いにあふれた舞台になっていて、曲を知らなくてもじゅうぶん楽しめ、宝塚大劇場での評判も上々です。 トップスター珠城りょうが演じるのは、ウィーンの老舗ホテルの跡取り息子ジョージ。五つ星ホテルを目指し、革新的なアイディアを打ち出していますが、お忍びで泊まっていたハリウッド女優エマ(美園さくら)の滞在を、従業員がツイートしてしまい、マスコミが押しかけて大混乱に……。 怪我から復帰した月城かなとのエマのマネージャー、組替えで古巣の月組に戻った鳳月杏のジョージの父親にも注目です。

19/11/23(土)

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