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現代作曲家にして、クラシックを分かりやすく解説する達人

三枝 成彰

現代作曲家

新国立劇場オペラ『アルマゲドンの夢』

新国立劇場が日本の作曲家に新作オペラを委嘱する企画は昨年、西村朗さんの『紫苑物語』から始まりましたが、その第2弾は藤倉大さんの『アルマゲドンの夢』です。 ふだんはイギリスに拠点を置き、国際的に活躍されている藤倉さんですが、彼のオペラが日本で演奏されたのは一昨年の『ソラリス』(2015世界初演)で、それも演奏会形式でした。今回の『アルマゲドンの夢』は完全な新作で、しかも世界初演。「タイム・マシン」や「宇宙戦争」などで知られるイギリスのSF作家H.G.ウェルズ(1866-1946)の短編小説「アルマゲドンの夢」をもとに、藤倉さんとは共同作業をしてこられたというハリー・ロスさんの台本での書き下ろしです。 時空を行き来しつつ、迫りくる全体主義や科学技術の発展がもたらす大量殺戮の恐ろしさを描くということですが、作り手たちはこのコロナ禍に何を訴えるのか、注目すべきものになりそうです。指揮は大野和士さん、管弦楽は東京フィルハーモニー交響楽団。公演は11月15日(日)、18日(水)、21日(土)、23日(月・祝)。

20/11/8(日)

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