Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

水先案内人のおすすめ

評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!

現代の名人芸を追い続ける

山本 益博

1948年生まれ 料理評論家、落語評論家、プロデューサー

なかの・らくご長屋【9月】

『夏の夜ばなし・馬石十八番』は9/7、『夏の夜ばなし・雲助十八番』は9/13に上演。 中野ブロードウェイ近くにある「なかの芸能小劇場」は客席数110席と、落語を楽しむには格好のスペース。オフィス10が主催する『なかの・らくご長屋』が7月から9月にかけて『夏の夜ばなし・十夜』を開いている。先日、瀧川鯉昇の『鯉昇爆笑飄々独演会』を聴いてきたが、年配の落語ファンや浴衣姿の女性ファンが詰めかけて満員の盛況だった。 鯉昇師匠は「待ってました!」の声にのせられながら、「去年の夏の疲れが、いまだに抜けません」と、脱力感を見せつつ、『粗忽の釘』『質屋庫』『ねずみ』の三席を見事に聴かせてくれた。 9月は7日(土)には隅田川馬石、13日(金)には五街道雲助が、それぞれ『馬石十八番』『雲助十八番』と称して独演会を開く。どんな噺で楽しませてくれるのか、ひとりの落語家の噺をたっぷり聴くのにうってつけの小粋な落語会である。

19/8/22(木)

アプリで読む