Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

水先案内人のおすすめ

評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!

365日アート情報を発信する人気ブロガーが教える、今見るべき話題の展覧会

Tak

美術ブロガー

特別展「きもの KIMONO」

現在開催している展覧会で最も充実しており、最も見応えがあり、最も満足度の高い展覧会がこの「きもの展」であること間違いありません。観られるうちに観に行っておいた方がよいと思います。こんな展覧会再び開催不可能なこと素人目にも明らかです。鎌倉・室町時代に作られた着物から、時代順に展示されています。最も充実しているのはやはり江戸時代。そして「きもの展」の満足度が高い理由として着物だけでなく、同時期に描かれた絵画作品も並べて展示されている点にあります。これまで、一部参考展示のように絵画と着物などを同時展示することはありましたが、それを一貫しているのです。まさにエポック!琳派の名の由来となっている尾形光琳は、呉服屋のせがれだったことはよく知られています。「重要文化財 小袖 白綾地秋草模様 尾形光琳筆」も琳派コーナーにさり気なく展示されています。終盤展示内容が息切れし尻切れトンボのように残念な終わり方をする展覧会もありますが、「きもの展」は最後の最後までフルスロットル!岡本太郎の着物から、アーティストYOSHIKIの着物ブランド「ヨシキモノ(YOSHIKIMONO)」など全く新しい発想の着物も展示されています。着物といういわば民族衣装の祭典「きもの展」今こうした時期だからこそ観に行きたい展覧会です。

20/8/6(木)

アプリで読む