自粛期間中に、2018年に放映されたテレビシリーズ全作、それにスペシャルドラマ『運勢編』（19）、劇場版の前作『ロマンス編』（19）を観直して、すっかり『コンフィデンスマンJP』の世界にハマってしまいました。ダー子、ボクちゃん、リチャードのチームが織り成すコンゲーム（騙し合い）の魅力を堪能できただけでも、このコロナ禍自粛は無駄ではなかった。 このシリーズ、テレビシリーズ各回のメインキャストが、その後も重要な役、あるいはチョイ役で度々登場するのもポイントで、それを知って観れば尚いっそう面白い。ドラマ1本に映画数本分のアイデアが注がれているのも贅沢だし、脚本家・古沢良太の代表作といって間違いなし。待望の新作『プリンセス編』は南国リゾート、大富豪一族の資産をめぐる話で、スケールの大きな仕掛けは勿論、ラストのラストまで目が離せませんでした。

20/7/21(火)