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山内宏泰

ライター

隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則

国立競技場の設計にも参画するなど、もはや日本における建築家の代名詞となっている隈研吾が、その仕事と思想を明らかにしているのが今展。 すでに300に及ぶ建築実例がある隈研吾の全貌をいきなり捉えようとするのは大変なので、展示には「新しい公共性」というテーマが設けられた。これからの建築が目指すべきはまさにこれなのだと、隈は主張する。さらには「新しい公共性」を実現するための5原則なるものが提示され、それがそのまま展示構成を成している。 「孔」「粒子」「やわらかい」「斜め」「時間」というのが、その5原則であるという。会場では一見建築を語るものとは思えないこれらの言葉に沿って、隈作品の建築模型の数々が集められ、展示されている。 順にひとつずつ顔を近づけて、模型の外側、内側を眺めていく。そうしていると、5原則の言わんとするところがジワジワと理解できてくるのだった。

21/7/4(日)

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